統合失調症かもしれない…と発症した本人が気づくことはなかなか難しく時間がかかることかもしれません。

早期発見がカギとなる統合失調症にいち早く気づくのは、近くにいる家族やまわりにいる人々になることが多く、その症状に戸惑うこともあるでしょう。

本当に辛いのは発症した患者本人であり、周りの人々は落ち着いて普段と変わらず接する姿勢が必要です。今回は統合失調症についてお話し、症状緩和への近道となるようなお話も含めてお届けします。

笑顔の女医

統合失調症とは

嬉しい喜びや怒り、悲しみ、楽しみなどの感情や思考は、脳内のネットワークによって行われています。しかし、何らかの影響で情報や刺激に敏感になりすぎてしまうと、脳内の精神機能がうまく働かず、脳をはじめとする神経系に障害が起こってしまいます。

そうすると、自分の感情や考え、思考がうまくまとまらない状態で正常な働きが出来なくなり様々な症状が現れます。

そのように、脳内で物事をまとめる(統合する)機能が低下している状態統合失調症です。

自律神経失調症と違い、自律神経が関係している病ではありません。脳や神経系に起こる慢性的な疾患であり100人に1人くらいの割合でかかる病気です。特別な病というわけではなく、誰もが経験する可能性のある病の一つとして考えられます。

発症するピークの年齢は思春期後半から青年期にかけてと考えられています。男女で差があり、男性の場合は15歳から25歳くらいにかけて女性の場合は26歳から45歳くらいにかけて発症率が高くなっています。女性は男性に比べて40代に入っても発症する確率が高く、出産後に発症することも稀にあります。

統合失調症の症状の現れ方は、脳の病変の部位により陽性症状陰性症状と分けられます。

陽性症状

本来、あるはずのないものが見えたり聞こえたりする幻覚や妄想を感じます。多く見られ症状が、その場には実在しない人の声が聞こえる幻聴です。誰かに命令されたり自分に対して非難されている内容の声が聞こえてきます。

他には、

  • 自分の意思がはっきりせず、誰かによって操られている感覚になります。
  • 考えがまとまらなくなり、つながりが分かりにくくなります。何を言いたいのかわからなくなり、話題に一貫性がなく会話が成立しなくなります。
    言葉が出なくなり急に黙ったりします。
    興奮状態になり、大きな声で叫んだり意味のない行動や無意味な言葉を発したり、奇妙な行動をとったりします。

陰性反応

感情の起伏が平坦になり、意欲や気力の減退、思考が低下するなど陽性症状の後に出やすい症状です。

目的を持って行動することができなくなり、周りに対しても喜怒哀楽を示さず無関心になります、思考能力も低下しているので、会話する機会が少なくなり無反応だったりします。

周囲との関わりを避けるので引きこもりの生活になりやすい状態です。

ひきこもる少年

ご家族や自分自身で、何かいつもと違うと感じたら、下記で紹介するセルフチェックリストなどを利用することも早期発見につながる近道です。

統合失調症チェックリスト

症状はいきなり現れるのではなく、次のような段階を踏んで経過していきます。それぞれの時期には特徴があるのでご紹介しましょう。

発症する前ぶれなどが現れる前兆期

不眠、食欲がなくなる、不安や心配、集中できない、気力がないなどの統合失調症を発症する前ぶれのような様々な症状が起こります。

物音や光の刺激に敏感になったりもします。不眠、食欲不振、頭痛などの症状がうつ病や不安障害などに似ているため、統合失調症と気づかない場合もあります。

陽性症状が目立ってくる急性期

統合失調症の代表的症状である幻覚や妄想などの陽性症状が目立ちはじめます。

恐怖や不安、緊張感が強まり頭の中がうまくまとまらないので、周りの人々ともコミュニケーションが取りにくくなります。また、睡眠や食事の生活リズムが崩れることから昼夜逆転した生活になったり日常生活、対人関係に影響が出てきます。

心身ともに疲れきり感情の起伏が平坦になる休息期

激しい急性期での症状がおさまると、心身のエネルギーが減退し、今度は感情の起伏がなくなり意欲が低下して無気力に、なり疲労感や倦怠感を感じやすくなります。

周囲からは症状が良くなったと見られるものの、本人は不安や焦りを感じていて完全に症状がおさまる前の不安定な時期でもあります。少しの刺激や原因が影響して急性期に逆戻りしてしまうこともあります。急がず焦らず辛抱強く見守る時期でもあります。

症状が治まりはじめる回復期

治療が進み症状が次第に落ち着き、無気力で不安定だった状況から脱する時期です。

回復の状態には個人差があり、すっきりと元気に回復する場合もあれば、まだ気力の減退や疲労感が残る場合もあります。この時期には認知機能障害が現れることがあり、油断せずに意思の指示に従うことが大切です。

医者

統合失調症は治療が進み回復が見られても、残念ながら再発することもある病です。

再度、症状を引き起こすストレスや何らかの影響、また治療を中断してしまったことがきっかけとなり再発することが多く見られます。自己判断での治療の中断はしてはいけません

また、音や周囲にイライラしたり不安感が強まるなどの前ぶれのサインを感じたら、すぐに適切な対応をすることが再発を防ぐカギになります。

統合失調症の原因

統合失調症がなぜ起こるのか、原因はいまだ特定されていません。遺伝や脳内の変化、環境の変化、もともとの性格など様々な仮説が提唱されていますが、ドーパミンという神経伝達物質の分泌異常が関係していることが分かっています。

統合失調症を考える中で重要な情報伝達物質のひとつであるドーパミンは、快楽ホルモンとも言われ意欲や集中力、やる気などに関わっています。
ドーパミンにより情報を伝達している神経経路である中脳辺縁系でドーパミンが過剰に分泌されることで、正常な行動の動機付けができなくなり幻覚や妄想などの陽性症状が起こると考えられています。

逆に、中脳皮質系の経路でドーパミンの分泌量が減少すると意欲が低下し感情が薄くなるなどの陰性症状が起こると考えられています。

座り込み元気のない女性

いくつかの仮説の中で過去においても現代においても最も有力視されているのが脳内のドーパミンの分泌に関する考え方です。ドーパミンの仮説を基本にし、病院では治療が行われています。

また、社会学者、文化人類学者の「グレゴリー・ベイトソン」は、2つの異なる矛盾した内容により精神状態が拘束され身動きが取れなくなり緊張感や不安感が生じるという「ダブル・バインド」という理論を提唱しました。

内容が異なる二つ以上のメッセージにより、どうしていいかわからなくなり混乱を招くことから、統合失調症の発症原因として考えられていました。

統合失調症で行われる治療

統合失調症に対して行われる治療は、薬物療法と専門家と行うリハビリテーションを組み合わせて行われます。

主に、薬物による治療が主流となりドーパミン仮設から抗精神病薬を用いた治療が行われます。抗精神病薬によって、脳内で過剰に分泌されてしまっているドーパミンなどの精神伝達物質の働きを整えることで、症状の改善を行っていきます。

また、補助的な役割として抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬などが合わせて処方されることもあります。

統合失調症の症状が見られてから、より早く薬物による治療を始めたほうが回復も早く予後も良いことが指摘されています。早期発見、早期治療が大切です

カプセルに入った薬

主な抗精神病薬

●第1世代 抗精神病薬(古いタイプ)

  • コントミン(クロルプロマジン)
  • セレネース(ハロペリドール)

●第2世代 抗精神病薬(比較的新しいタイプ)

  • リスパダール(リスペリドン)
  • ロナセン(ブロナンセリン)
  • ルーラン(ペロスピロン)
  • ジプレキサ(オランザピン)
  • セロクエル(クエチアピン)
  • エビリファイ(アリピプラゾール)

第1世代とされる薬は、脳内のドーパミンをブロックする作用が強く効果が高いのが特徴ですが、ふるえ、体が動かしにくいなどの副作用が出やすくなります

また、妄想や幻覚などの陽性症状には優れた効果を発揮しますが、陰性症状や認知機能障害にはほとんど効き目がなく、統合失調症の症状すべてをカバーできる薬ではないことが問題点でもあります。

第2世代の薬では、ドーパミンだけでなくセロトニンも調整することで副作用が少ないお薬になります。しかし、代謝を抑制することで、太りやすいという副作用が現れやすくなり糖尿病、高脂血症のリスクが高まるといわれています。

長期に服用することになる薬なので、受ける副作用も気になりますが、第2世代での副作用は食事内容、生活習慣の改善や運動をプラスすることで予防ができる副作用でもあります。そのことからも、安全性が高いのは第2世代の薬とされ、現在では第2世代を主に使用して治療が行われています。

第2世代の薬のように、出来るだけ副作用を軽く、少なくなるような薬が開発されていますが、統合失調症の治療の為には長期に渡って服用を続けることになる場合が多く、副作用を心配する声も聞かれます。抗精神病薬の副作用は他の薬と比べても発生確率が高くなります。

抗精神病薬で発生しやすい副作用をご紹介しましょう。

  • 自律神経に起きる症状…目がぼやけて見える、口の中が乾く、便秘になる
  • 抗ヒスタミン症状…眠気や身体全体に疲労感があり、ボーっとする
  • 錐体外路症状…手が震えたり、舌が出たままになってしまったり、足がむずむず
  • 悪性症候群…高い熱が出て、身体が硬直し動かなくなってしまう
  • 遅発性ジスキネジア・・・無意識に頭や肩を動かしたり、何か食べているように口を動かす

など

薬によって副作用が出ても、勝手に薬を止めてしまわず、必ず医師に相談しましょう

ドーパミンと腸との関係

腸

ドーパミンをはじめとする脳内神経伝達物質は、脳だけで作られているわけではなく、腸と深い関係があるとも考えられています。

大事なことがある前、急にお腹が痛くなったりトイレに駆け込んだ事はありませんか?不安や緊張などのストレスは、腸にも影響を与えることからも腸は第二の脳とも言われています。

腸内環境を整えることで神経伝達物質を増やし、脳まで運ばれるようになり、腸内細菌によって心の安定を保つことにもつながります。実際には、脳が第二の腸とも言えるほど、腸内環境を良くすることは統合失調症やうつ病の改善の糸口となり、そのような改善の症例は様々あります。

腸内環境を良くすることで、統合失調症が改善するという仮説は十分に説得力があると言えるでしょう。

統合失調症の改善には、この漢方

薬物とカウンセリングによって主に治療が行われていきますが、症状は一進一退したり長期に渡ることもあり、患者さん本人はもちろん周りの人々も焦らず落ち着いた対応を心がけたいですね。

ここでは、主な治療にプラスすることで、改善効果を高められそうな「高麗人参」についてお話しします。

古くから万病に効くと頼りにされてきた高麗人参には、心の安定を左右する物質が多ければ減らし、少ない場合は増やす作用があることから、バランスを均等に保とうとする働きがあります。抗精神病薬のように、一方的に物質を押さえ込むわけではないので身体への負担も少なく、自然由来の成分なので副作用もほぼありません

また、腸を元気にサポートするパワーも秘めているので、腸が関係している病にも力強く働きかけてくれるでしょう。

症状にもよりますが、薬を完全にやめてしまうことはリスクを高めてしまうので、疲れやすい体の活力をアップしてくれることからも抗精神病薬の助っ人のような存在として高麗人参を取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ

統合失調症は、長いトンネルに入ってしまったように感じられる病かもしれません。

しかし、トンネルの先には必ず出口があり明るい道が開けています。明るい出口により近づくには、高麗人参などの漢方を良い味方にして統合失調症と戦う選択も、きっと意味のある選択につながるでしょう。

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