なぜ低血圧になってしまうの?

血圧とは

まず「血圧」とは、血管の壁が血液によって押される力のことです。血液は心臓から送り出され、全身を巡って再び心臓に戻ります。

血圧というと、上下二つの値を計りますが、ぎゅっと心臓が収縮して血液を送り出すときが上で「収縮期血圧」、心臓が膨らんで戻ってきた血液を受け入れるときが下で「拡張期血圧」と言います。

血圧は心臓から送り出される血液の量(心拍出量)と、末梢血管での血液の流れにくさ(末梢血管抵抗)によってほぼ決まります。

例えるなら朝の通勤ラッシュです。大きな駅でどっと人が乗り込んできたら、列車がぎゅうぎゅうです。これが収縮期血圧で、血圧が上がった状態。逆に人が降りれば空いた状態になり、血圧は下がります。これが拡張期血圧です。乗ってくる人が多ければ高い血圧、少なければ低い血圧です。

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高血圧と低血圧

高血圧とは、正常とされる血圧より高い血圧を持続している状態を言います。

高血圧を専門とする医師などからなる日本高血圧学会の定義では、収縮期血圧(上の血圧)で140mmHg、拡張期血圧(下の血圧)で90mmHg以上が高血圧とされています。

一方日本の厚生労働省では、最高血圧が90mmHg以下を低血圧として定義しているようですが、諸説あるようです。

心臓から送り出される血液の量(心拍出量)は心臓自体のポンプ機能が弱かったり、下半身から血液を心臓へ戻す働きを担う足の筋肉が弱いと少なくなります。

心拍出量が減ることで血液の巡りが悪くなり、めまいや立ちくらみ、動悸や疲労感などが現れるのが低血圧。一般的に男性より筋肉量の少ない女性の方が多いのは無理のないことと言えるでしょう。

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血管の不思議な機能

血管は非常に面白い機能を持っています。先ほど通勤ラッシュのたとえ話をしましたが、満員電車に乗っていて、『あぁ、この電車がもう少し大きくならないかなあ』と思ったことはありませんか?

電車には無理ですが、血管にはできるのです。心臓から送り出される血液の量(心拍出量)が増えると血圧が上がりますが、血管を広げて血圧を下げます。

これで血管が破れるのを防ぎます。また、血液の量が少なければ、逆に血管を縮めて血圧を上げます。この血圧をなるべく一定に保とうとする働きを担っているのが、自律神経です。

とすると、ここで疑問が湧きますね。

血液が多くても少なくても、血管の大きさを調整して一定の血圧を保つのなら、高血圧や低血圧はありえません。どうして高血圧症や低血圧症のひとがいるのでしょうか?

それは自律神経がうまく働けず、血管の拡張収縮ができなくなってしまったからです。特に血液量が少ない場合は広いままでも一応血液は流れるし、そのままダランと広いままになってしまい、低い血圧が持続してしまう場合があるのです。

自律神経と女性ホルモンの深い関係

自律神経がうまく働けなくなる理由のひとつに、ホルモンバランスの乱れがあります。

女性はホルモンによって女性らしいからだを作り、月経というリズムを刻んでいるわけですが、一方では生理不順や閉経後の更年期障害など、女性ならではの苦しみがあります。そもそも女性は男性よりもホルモンバランスを崩しやすいのです。

女性ホルモンのバランスは、自律神経失調症にも深い関係があります。

その理由は、ずばり脳。女性ホルモンと自律神経はどちらも同じ大脳の視床下部でコントロールされているから。女性ホルモンがバランスを崩せば、すぐそばにある自律神経にも影響が及びます。

顕著なのが、女性ホルモンのひとつである卵胞ホルモンの分泌量の低下による更年期障害と自律神経失調症。更年期にさしかかった女性がホルモンバランスを崩し、それが脳を通じて自律神経失調症までも引き起こしてしまうのです。

更年期に限らず、女性は常にホルモンバランスの乱れによる自律神経失調症の危機にさらされています

病院に駆け込むほどの症状は出なくとも、自律神経が乱れることで血管の収縮が上手くできず、気づかないうちに慢性的な低血圧になってしまうことも。

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低血圧と貧血は全く別物

低血圧となんとなく混同しやすいのが貧血です。どちらも立ちくらみやめまいなど、症状が似ているものもあるのでわかりにくいですね。でも、低血圧と貧血は全く違うものです。

貧血とは、血液に含まれる赤血球やヘモグロビンの量が基準値を下回った状態を言います。低血圧は血圧が基準値より低い状態。ヘモグロビン値を調べれば、貧血なのか低血圧なのかがすぐにわかります。

貧血の原因の代表は鉄不足です。鉄はヘモグロビンの生成に必要不可欠なもので、不足するとヘモグロビンを作ることができず、貧血になってしまうのです。

一方、低血圧の原因は心臓のポンプ機能の力不足。つまりヘモグロビンは充分にあるのに、巡っていないということです。

よく低血圧を治そうとして鉄分のサプリを飲んだりしているひとがいます。気持ちはわかりますが、低血圧の原因は鉄不足ではないので効果はありません。

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低血圧のつらい症状のひとつに手足の冷えがありますが、これも自律神経が関係しています。低血圧の人は自律神経がうまく働かず、末梢血管をうまく収縮することができません。

だらんと広い血管のままでは血の勢いが足りず、手足の先まで血が届かないのです。それで手足が冷えてしまうというわけです。心臓のポンプ機能の力不足と自律神経の乱れ、これが低血圧の根本原因なのです。

低血圧のもう一つの敵、ドロドロ血

低血圧で血の巡りが悪くなると、血がドロドロになってしまうことがあります。川の流れを想像してみてください。十分な水の量があって、サラサラと水が流れていれば川は澄んで綺麗です。

しかし量も少なく流れも悪ければよどんでゴミが浮き、ヘドロのように固まってしまいます。低血圧で少ない血液で巡りも悪い状態が続くと血液も汚れてきます。

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そんな状態でつい食べ過ぎや飲み過ぎ、また人間関係のストレスなどを抱えてしまったら大変。食べ過ぎ・飲み過ぎは動物性の脂肪分などの悪玉コレステロール(LDL)を増やしてしまうでしょうし、ストレスは過剰な活性酸素を発生させてしまいます。そして、活性酸素はLDLを攻撃し、酸化LDLに変化させます。

酸化LDLは血管内にたまる粥状物質の原料となり、粥状動脈硬化を引き起こすと言われ、また直接血管に作用して血管拡張作用に障害を起こすことが知られています。これがいわゆるドロドロ血と動脈硬化の関係です。

悪玉コレステロール(LDL)自体は悪玉と呼ばれてはいますが、からだの中のコレステロールを運ぶという大切な役目も担っています。

要は活性酸素と結びつかなければいいので、活性酸素の発生を抑えることが重要です。

運動による低血圧の解消

低血圧は心臓と深い関係があることはわかっていただけたと思います。低血圧を運動で治すには、心臓を鍛えて心臓ポンプの力不足を解消することが必要です。

なるべく心臓に負荷のかかるきつめの運動がいいでしょう。ウオーキングやゆっくりとしたランニングはとっかかりにはなるかもしれませんが、それだけで低血圧に効果を期待するのは難しそうです。

一番のおすすめは筋トレです。筋肉は熱を発生させます。一般に女性より筋肉量の多い男性の方が体温が高く、逆に筋肉の少ない女性の体温が低いのはこのためです。

特に足の筋トレが有効で、下半身にたまった血液を上半身に送り返す力が増します。筋トレによって心臓に負荷をかけ、心臓も鍛えることができます。

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低血圧に良い食事とは

低血圧は貧血とは違うので、鉄分などの摂取で改善できるものではありません。レバーやほうれん草などを食べても低血圧には効かないのです。

これといった食材は見当たらないのですが、せめて悪玉コレステロール(LDL)の元となる動物性の脂肪分の摂取は控えましょう。

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低血圧に働きかける漢方薬

運動もいいけど漢方薬も試したい、という人もいるでしょう。ポイントは自律神経を整え、硬くなった血管を柔らかくする働きを持つものということです。

漢方薬の代表といえば高麗人参ですが、名前はよく聞いていても実際に飲んだことはないという人が結構います。

高麗人参は有効成分として精力剤や滋養強壮剤に使われたり、医薬品として「日本薬局方」に記載されている薬でもあります。有効成分のジンセノシドは自律神経を整えてストレスを軽減してくれたり、抗酸化への手助け、抹消血管を広げて血行を改良してくれる働きがあると言われています。

時代劇で病気のおっかさんの治療に使う高価な薬と言えば人参ですが、この人参は高麗人参のこと。古くから中国や日本で使われてきたのには理由があったのですね。

もちろん低血圧にも適しているのですが、名前の有名さとは裏腹にその有用性をきちんと知っている人は意外に少ないかもしれません。昔の人も低血圧で悩み、高麗人参を試してみたのかもしれないと思うと親近感が湧きます。

まとめ

低血圧といえば低い血圧のために血流が悪く、からだが冷えたり立ちくらみがすると思われていますが、もう一歩踏み込んで考えてみると、原因は心臓ポンプの力不足にあるということ。

心臓ポンプの力が弱くて血流量が少ない時、本来であれば自律神経が血管を狭めて血圧を調整してくれるはずなのに、自律神経の乱れから低い血圧のままになっていること。

根本原因である心臓を鍛えるためには心臓に負荷のかかる運動が大切なのはもちろん、併せて自律神経を整え、本来血管が持っている拡張機能を正常に戻す助けとなる漢方薬(高麗人参など)が有効であること。

以上を踏まえ、健康で快適な生活を取り戻してください。

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