めまいや立ちくらみ、全身の倦怠感、朝起きられない等々、とてもつらい低血圧。はっきりとした原因が見つからないために治療も難しい低血圧には高麗人参、プロポリス、コエンザイムQ10などのサプリメントが役立つと言われていますが、その実態は?

血圧が下がるメカニズム

血圧を測ると上下二つの値が示されますが、心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(上の血圧)、心臓が拡張した時の血圧を拡張期血圧(下の血圧)と呼んでいます。上の血圧が100mmHg以下、下の血圧が60mmHg以下の場合に低血圧ということが多いようですが、実ははっきりとした定義がありません。
低血圧にはいくつかのタイプがあります。以下、タイプ別に低血圧を考えてみましょう。
  1. 本態性低血圧
    特定の原因がないにもかかわらず、低血圧になってしまうことを本態性低血圧症と呼びます。めまいや立ちくらみ、全身の倦怠感、朝起きられないといった日常生活に支障をきたしてしまう症状や、偏頭痛などに悩まされる場合もあります。
  2. 通常、「低血圧」というと、この本態性低血圧症を差します。

  3. 起立性低血圧
    座位や仰臥位では正常な血圧であるのに、立ち上がった時に低血圧を起こしてしまう場合に起立性低血圧と呼びます。急に身体を起こしたり、起立した瞬間にめまいや立ちくらみがあるとしたら、起立性低血圧かもしれません。
  4. 地球には重力がありますので、私達の血液は身体の下の部分にたまりがちなのですが、それを自律神経の働きで下半身の血管を収縮させ、上半身に血を送り返しています。しかし、その機能がなんらかの原因でうまく働かなくなると、上半身、特に一番上にある脳には血が足りなくなります。それでめまいや立ちくらみが起きてしまうのです。
    原因が特定できる場合は症候性起立性低血圧、特定できない場合は本態性起立性低血圧と呼ばれます。特定できる原因とは、例えば血圧の変動が起きやすい高齢者であるとか、もともと高血圧症で、血圧を下げる薬を飲んでいる場合などです。
  5. 症候性低血圧
    なんらかの疾病が原因で、低血圧を起こしてしまった場合に症候性低血圧と呼びます。めまいや立ちくらみ、倦怠感に加え、食欲不振や吐き気、下痢、腹痛、息切れ、動悸、不整脈などの病気に起因した症状が現れます。
  6. 原因となる病気は、心臓疾患や神経疾患、自律神経障害、薬物性や中毒性のものなど様々です。

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症候性起立性低血圧や症候性低血圧のように原因の分かっているものについてはともかく、原因のはっきりしない本態性低血圧や本態性起立性低血圧の治療は困難です。また、高血圧症の薬が原因で起立性低血圧を引き起こしてしまう事例があるように、体質改善を伴う全身のバランスを整えるような治療は、もともと通常の病院で行われている西洋医学には苦手分野と言えるでしょう。
人間を包括的に扱うケアを得意とするのは、自然由来の生薬を用いる東洋医学です。例えば、代表的な漢方薬である高麗人参であれば、前述したように高血圧にも低血圧にも役立ってくれますし、心臓を元気に健やかにし、自律神経を調整してくれたり等々、様々な役割が認められ、全身を整えながら穏やかに血圧を正常に近づけるお手伝いをしてくれます。

低血圧にいいと言われているサプリメント

体質改善に役立つものと言えば、自然由来の生薬の他に様々な健康食品があります。ここで低血圧に良いと言われる健康食品について検証してみましょう。
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プロポリス

【プロポリスは強力な殺菌作用で「都市を守る」】

ミツバチが作り出すものには蜂蜜やローヤルゼリーがありますが、プロポリスもそのひとつです。プロポリスは語源がギリシャ語で、「守る」という意味の接頭語、プロ(PRO)と、「都市」を意味する、ポリス(POLIS)からなり、「都市を守る」という意味を持っています。ミツバチにとって都市とは巣のこと。

ミツバチは草や樹の芽などを集め、植物の樹脂成分と自分の唾液を混ぜてプロポリスを作ります。非常に粘度の高い物質で、ミツバチはプロポリスを巣の壁や隙間に塗って巣を強化します。ミツバチの唾液には酵素成分が含まれており、プロポリスには殺菌作用があります。プロポリスのおかげで巣はウイルスやバクテリアの侵入を防ぐことができます。また、巣の中で死んだ仲間や他の昆虫の死体も腐らず、巣の中が清潔に保たれるのです。
プロポリスは非常に多くの有効成分を含みます。フラボノイド類、テルペン類、酸類、エステル類、アルコール類、アルデヒド類、フェノール類、各種アミノ酸、酵素、ビタミン、多糖類、ミネラル等々、300を超えるとも言われているのです。
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【プロポリスは何に効くの?】

プロポリスの効果効能は多岐に渡ります。

口臭や、口内炎、歯周病、鼻炎、花粉症、切り傷、しもやけ、水虫、アトピー性皮膚炎、
低血圧、高血圧、糖尿病、風邪、インフルエンザ、更年期障害、自律神経失調症など。
【プロポリスの問題点】

しかし、実はプロポリスは西洋ミツバチしか作らない物質で、日本固有のミツバチであるニホンミツバチはプロポリスを使って巣づくりは行いません。そのためか日本での本格的な研究の開始は1985年頃と言われ、歴史が浅く、日本での症例が少ないのが現状です。

低血圧に効くと言われているプロポリスですが、具体的な検証データで確かめようとしても、なかなか見つけることができません。また、プロポリスはミツバチが植物と唾液で作るものなので、元となる植物の種類や産地、天候や気候変動等によって、含まれる成分の内容や比率も変わってしまいます。
【プロポリスが低血圧に効くしくみ】

プロポリスが低血圧に良いのはプロポリスに含まれるフラボノイドの働きによると言われています。フラボノイドの抗酸化作用が血管を強くし、血流を良くするためということです。

しかし、低血圧の原因は血管の傷みばかりではありません。そもそも低血圧の人は血管にかかる圧力が弱いわけですから、血管の傷みは少ない場合が多いのです。プロポリスの抗酸化作用のみで低血圧を改善するのならば、血管の傷み以外の原因で低血圧になってしまった場合には効果は望めません。また、後述するコエンザイムにも抗酸化作用を謳っているものもありますし、高麗人参にも強い酸化を防ぐ役割が認められています。

コエンザイムQ10

【人間が生きるために欠くことのできないコエンザイムQ10 】

コエンザイムQ10とは、私達の全身の細胞の一つ一つに大量に含まれるミトコンドリア内に存在する補酵素です。人間が生きていくのに必要不可欠なエネルギー、ATP(アデノシン三リン酸)を作り出す働きを助けています。「コエンザイム」とは「酵素」という意味を持つ英語の「enzyme」に「補う」という意味の接頭語「co」がついたもの。ユビキノン、ビタミンQなどと呼ばれることもあります。

コエンザイムQ10が不足するとエネルギーを作り出すことができなくなり、人間は動くことも呼吸することも、何かを考えることもできません。とても重要なものです。
【コエンザイムQ10 は身体のどこにあるの?】

コエンザイムQ10の別名、ユビキノンの語源はラテン語のUbuiquitous(普遍的に存在する)で、その名の通り身体中いたる所に存在します。理由は全ての細胞に存在するからです。でも濃度の濃い薄いはあり、心臓が最も濃く、ついで腎臓、肝臓、脾臓、脳、肺と続きます。

不足すると真っ先に影響が出てしまうのが心臓です。その他、腎臓・肝臓などの内臓や脳、歯周組織、免疫系など多くの器官が影響を受けます。
【コエンザイムを増やすには】

コエンザイムQ10は身体の中で作り出すことのできる物質ですが、加齢と共に生産量は落ちていきます。20歳をピークに少しずつ減り始め、40歳を過ぎると減少に拍車がかかります。食事で補うこともできます。イワシやサバなどの青魚やウナギ、牛肉にも多く含まれています。

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【低血圧へのコエンザイムの効果】

生命活動にとってはなくてはならないコエンザイムQ10。しかし、低血圧に限ってみるとどうでしょうか。元々心臓疾患の薬として処方されていたコエンザイムQ10ですから、コエンザイムQ10の不足によって心臓に影響が出て、心臓ポンプの力不足による低血圧には効果を期待できるかもしれません。

しかし、低血圧症の原因を特定するのは難しく、全身を整える必要があることを考えるとコエンザイムQ10では少し心許ない感じがします。それに肝心のコエンザイムQ10 が低血圧症に有効であるとする臨床データですが、残念ながら見当たらないのです。
身体を元気にしたり、自律神経のバランスを整える力はがあり、全体のめぐりをよくすることのできる高麗人参の方が、原因のわからない低血圧には向いている気がします。

高麗人参で血圧が上がった事例

日生病院・山本昌弘先生が高麗人参の血圧に対する作用を検討されたデータをご紹介します。高血圧者・低血圧者・正常血圧者316名のうち、低血圧の被験者の31%で血圧の上昇、高血圧の被験者の52%に血圧の低下が認められ、正常血圧者では95%が変化がありませんでした。このことから高麗人参には、血圧が高い場合には低くし、血圧が低ければ上げるという二つの働きがあること、つまり異常な血圧を正常値に近づけていく働きをしていると言えます。
特に低血圧は高血圧に比べて治療薬が非常に少ないため、高麗人参が低血圧に役立つということはかなりの朗報です。高麗人参は活発になりすぎた副交感神経を落ち着かせ、自律神経のバランスを取ることで血圧を正常に導きます。また、強心へと導くために弱っている心臓ポンプに活力を与え、心臓から送り出される血液の量(心拍出量)を整えてくれます。それまで冷え冷えだった手足や指先などが身体の末端までめぐりがよくなって、ポカポカになるのです。
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まとめ

原因のはっきりしない低血圧には、身体を包括的に整える漢方薬やサプリメントが有効です。代表的なのは高麗人参やプロポリス、コエンザイムQ10などです。

プロポリスはフラボノイドの抗酸化作用、コエンザイムQ10は強心作用があり、ある程度の効果は期待できますが、低血圧には様々な要因が考えられるため、酸化を防ぐ役割や元気になる力、自律神経のバランスを整える力などの働きが多岐に渡る高麗人参が適しているのではないでしょうか。

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