パニック障害の経験がある方が増えています。その男女の割合は女性の方が男性の約3倍です。
原因はさまざまで、今後も増加していくことが考えられています。

それは、ストレスフルな現代社会では、パニック障害につながる要因があふれているからです。

このような状況下で、パニック障害の発症を少なくし、ストレスに強い体を作るためには、医療機関で処方される薬だけに頼らず、自然のものを大切にした生活を送ることが重要な鍵です。
この記事ではパニック障害の症状や原因を考えながら、生活をサポートしてくれる漢方を紹介していきます。

パニック障害ってどんな病気なの?

パニック障害は突然思いがけない瞬間に強い不安覚えてパニック発作を引き起こす病気です。

たとえば「このままでは死んでしまうかもしれない」とか、「息ができない」と突然思ってしまうということです。

パニック発作の一般的にしられている症状には、突然の激しい動悸発刊頻脈、息苦しい、めまいなどがあり、場所も不安や恐怖を抱く要因になりえます。

ただし、検査をしても身体的な異常は見当たらないことが多いにも関わらず、発作を繰り返してしまうのが大きな特徴の一つです。

困る女性
パニック発作が繰り返し起こることで、次の発作に襲われることに不安を感じることが引き金になり再び発作や恐怖感を引き起こすケースが多いのですが、そうなると日常生活に影響を及ぼします。

度々発作を起こすと、その病状が進むことで、うつ状態やうつ病を引き起こしやすい傾向にあることが解っています。

パニック障害の主な症状はパニック発作です。

初期症状では、突然の激しい動悸、発汗、呼吸が苦しい、めまい、頻脈、胸がしめつけられるなどの身体症状が現れ、次第に強い不安や恐怖感を覚えてしまう病気です。

発作は10分くらいから長くても1時間くらいでおさまることがほとんどですが、発作を何回か繰り返すと次に発作を起こしたらどうしようという不安を抱くようになります。

以下に代表的なパニック発作を上げておきます。
  • 心臓の動悸、頻脈、息苦しい
  • 胸に痛みや違和感、吐き気、腹部の不快感
  • 体の一部がしびれる、体が震える、寒気、ほてり
  • めまい、ふらつき、現実か非現実化分からなくなる
  • 感情がコントロールできない。
  • 死んでしまうのではないかと感じる不安や恐怖感
  • 広場恐怖(場所に恐怖を感じてしまうと、同じ状況になることを避けようとして生活する範囲が狭くなってしまう)
  • 予期不安(パニック発作を何度か経験するうちに、また同じような発作が起きるのではという不安や恐怖感が強くなり、いつも予期不安を感じるようになる)
パニック障害を疑われたら、専門医師にきちんと診断してもらいましょう
診断は、まず症状や経過を聴く問診が行われます。その際、患者本人だけでなく、家族にも問診を行い患者の様子を聞く場合もあります。

そして、問診によって得た情報を診断基準と照らし合わせて診断されますが、診断を確定させるために、場合によっては心理検査を行うことがあります。

診察をする男性
問診で聞かれる内容
  • 最初に発作が起こった時期
  • 一番直近に起きた発作の時期
  • 発作が続いていたおおよその時間
  • 発作を起こした回数
  • 発作と合わせて起こった症状
  • 家族構成、環境、学歴、職歴
  • 考えられる原因
  • 他の病気にかかっているか
  • 飲酒、喫煙について
  • 服用している薬について
  • ストレスを感じているか
何よりも患者や家族が全てのことを打ち明けて話すことが正しい診断へつながります。

パニック障害の症状には他の病気とよく似ていて区別がつきにくいものがありますが、自己判断は決して良くありませんので、必ず、専門医の診断を受けてください

間違われやすい疾患を上げておきます。
僧帽弁逸脱症、バセドウ病、低血糖、褐色細胞腫、側頭葉てんかん、メニエール病、社会不安障害、自律神経失調症、心臓神経症、過呼吸症候群
不安神経症などは共通する症状が多く、パニック障害との区別が大変難しい上にパニック障害を併発する可能性が大きいです。

未だ解明されていないパニック障害の原因

悲しむ女性

実は、発症する人が増えているにも関わらず、パニック障害を引き起こす原因は完全には解明されていないのです。
脳の神経伝達物質であるノルアドレナリンが過剰に分泌され、神経伝達物質やそれを受け止めるレセプターの機能が正常に働かないと考えられるノルアドレナリン仮説や、ノルアドレナリンによって起きる不安や恐怖感を抑える役目のあるセロトニンという神経伝達物質が不足したり鈍くなったりしていると考えられるセトロニン説など、いくつか説がありますが、どれも決め手に欠けています
また、遺伝が原因になっているとも考えられていて、家系にパニック障害の人がいると発症しやすく、そのような家系には、うつ病やアルコール依存症の発症率も高いとされています。
ストレスなどが原因で交感神経が過剰に働いてしまい発症するうつ病と構造が似ていることから、パニック障害とうつ病を併発しやすいのです。

交感神経が過剰に働いているということから、パニック障害の原因は不安とストレスの2点に絞って間違いありません。

不安とストレスによって交感神経が過敏に働いた結果、発症する症状は人それぞれです。うつ病として発病する場合や、うつ病ではなくパニック障害として発病する場合、または両方を発病してしまう場合もあるのです。
パニック障害も交感神経が高ぶることで不眠症になりやすいのも特徴の一つです。寝付けたとしても熟睡していない状態なので、疲れが取れず体がだるく感じられる人も多いことを併せて覚えておいてください。
不眠症の女性

パニック障害の治療について考える~ストレスに打ち勝つ体作り

パニック障害の治療には以下のような方法があります。
  • 認知行動療法、精神療法などの精神療法
  • 生活から改善していく方法
ストレスが原因であることが多いので、まずそのストレスを軽減させる方法を試してみましょう。薬に頼りすぎることは決して良いことではありません
根本的な部分を改善していく、いくつかの効果的な方法をご紹介します。
  1. 軽い運動
  2. 激しい運動は、体内に乳酸がたまって、実はパニック障害の悪化を招きやすいことが解っているので、軽く汗を流せるくらいの心地よく感じる軽い運動が有効です。また、軽い運動は、うつ病にも効果があることが実証されているので、薬物療法以外にできることとしてぜひ取り入れてみてください。

  3. 食生活
  4. 栄養バランスの乱れや偏った食事は、内臓によい影響がない上にセロトニンなどの脳の物質にも影響を及ぼします。糖分の取りすぎによる低血糖の状態は、パニック発作を起こしやすくなるので注意が必要です。規則正しい食生活を送ることが基本です。

  5. 呼吸法
  6. パニック発作が起こる時に乱れる自律神経を整えるのに、腹式呼吸を取り入れてみてください。パニック障害やうつ病を発症し、不安を感じたり緊張したりする状態が続くと自然と呼吸が浅くなりやすい傾向があるので、深呼吸になる複式呼吸は有効です。肩の力を抜いてお腹を意識して深い呼吸を心がけましょう。

おすすめする看護師さん
交感神経は不安を抑えるために自然に働くものですが、生きている以上、不安やストレスを感じることを避けることは難しいですから、ストレスを全く無くす努力をするのではなく、不安やストレスを軽減させようと努力し上手く付き合っていくようにすることが大切です
そのためには周囲の人や家族にはパニック障害の可能性があることは必ず説明しておきましょう。そして、症状や起こった時に対処方法についても理解してもらうことがとても大切なことです。

パニック障害の薬物療法について

ここでは薬物療法についてご説明します。
パニック障害では、主に3種類の抗うつ剤を使い分ける他、抗不安薬なども使用します。
  • 三環系抗うつ剤
  • 三つの環によって構成された薬。
    効果が出るのはSSRIよりも遅く約1ヶ月以上は時間がかかる。

  • SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
  • 抗うつ作用がある他に、不安を和らげ気持ちを落ち着かせる作用がある。

  • SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
  • セロトニンとノルアドレンリンの再取り込みを阻害する薬。

抗不安薬

  • ベンゾジアゼピン系抗不安薬
  • 不安薬の1つであるベンゾジアゼピン系抗不安薬はGABAと呼ばれる物質の脳内作用を働かせ、脳内の活動を抑制し、心の不安や緊張を和らげる効果が期待される。

  • β遮断薬
  • 交感神経のアドレナリン受容体の中で、β受容体のみに遮断作用を現す薬。

ここで上げた薬を用いての治療は交感神経を強制的に抑えるために、服用中は、昼夜問わず強い眠気が起きる副作用が起こります。
1ぐったりするウサギ
また、人間がもつオホメスタシスによって薬の効果は徐々に少なく感じられなくなっていきます。薬に慣れてしまったということです。

これは薬物依存にもつながるため、重度のパニック障害と診断を受けない限りは、長期に渡る薬物療法はお勧めできません

ストレスに打ち勝ち穏やかな気持ちになるための強い味方

薬には副作用が伴い長く服用することで薬物依存にもつながるため、パニック障害を根本的に治していくためには、薬物療法に入る前に、試していただきたい漢方があります。それが高麗人参です。
お医者さん
高麗人参は自然の植物由来の漢方なので副作用はありません。高麗人参はバランスを維持する力が非常に高く、崩れてしまったバランスをサポートするために最適です。

パニック障害やうつ病で使われる抗うつ剤などは、正確には交感神経の過剰な働きを抑えてくれるのですが、高麗人参の場合は力ずくで抑えるというよりは穏やかにサポートすると言った方がいいでしょう。

抗うつ薬などの薬は交感神経を一方的に抑え込みますが、次第に体が薬に慣れてしまい、薬依存につながることもあります。

しかし、高麗人参の場合は、強い変化でなく身体にも心にも無理のない一番自然な形にするためのサポートをしてくれます。

パニック障害ではよく休息できないという方が多いのですが、こんな人に対しても、しっかり休息するためのサポートを高麗人参はしてくれます。休息をサポートしてくれるので翌朝もシャキッと活動することができます
すっきりと目覚めるネコ
パニック障害に処方される薬は副作用として眠気が強く出ることがあり、日中の強烈な眠気は日常生活に支障をきたすこともあります。その点、高麗人参はそのような副作用はありませんので安心して服用できます

まとめ

パニック障害の薬物治療は、依存症になる可能性があるにも関わらず、その効果は一時的にしか得られない場合があります。

パニック発作を抑えたいがために薬物治療を選択せざるをえない場合もありますが、そんな場合でも薬物療法だけでなく、軽い運動を取り入れることをお勧めします

そして、まわりの理解を得ながら治療をすることも肝心です。

そのためにも自然由来の漢方薬である高麗人参を取り入れて、身体を穏やかに元気づけながら治療していくことをお勧めします。

パニック障害と上手に付き合っていくためにも、ぜひ、パートナーとして考えてみては如何でしょうか。

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