高麗人参ってなかなか日本では生で売っているところを見かけないけれど、どうやって栽培されているか知っていますか?

高麗人参はそもそも朝鮮半島から中国北東部・ロシア沿海州にかけた、標高400m辺りの高地で冷涼な地帯に自生しています。

栽培に適している環境は暑くもなく、寒くもない、水はけのよい土地ですが栽培は非常に困難とされていて、日本国内はもちろんのこと本場の韓国でも人工的に栽培するのには困難を極めているそうです。

この記事では高麗人参が日本に来るまでの歴史と、希少といわれている高麗人参を自分で栽培することはできるのか、またどのように摂取する方が効果的な摂取方法なのかについて解説したいと思います。

まずは高麗人参の栽培に関する歴史についてみていきましょう。

高麗人参の栽培の歴史について

チマチョゴリの女性

高麗人参の栽培は難しいことで有名ですが本場韓国ではどのように栽培され、日本へはどのように伝わってきたのでしょうか。

朝鮮半島付近でいうと中国の長白山(白頭山)・北朝鮮の開城も有名な高麗人参の産地です。日本では高麗人参の栽培が広まっていない理由も含めて歴史的背景から確認してみましょう。

高麗人参は本場韓国では当初国家資源として栽培規制があった!

古くまで遡り、高麗人参は紀元前1世紀の高句麗の時代から19世紀の李朝まで、それぞれの王室が高麗人参を国家資源として独占していたくらい、貴重な植物で山に自生している高麗人参は「山参」と呼ばれ、その貴重さゆえに乱獲されていきました。

当時の韓国では自生している高麗人参とはいっても外交、交易などで王室の財産に充てることができるほどの希少な品でどんどん乱獲が行われていき山参は減少する一方でした。

こんな中、高麗人参を採取する職人を「シンマニ」と呼んでいましたが、この乱獲にシマンニは頭を悩ませ高麗人参の人口的な栽培に踏み切ることとなります。

まずは種から栽培してみるものの、その品質は著しく劣り、平地でも再度トライしてみたものの、これもまた山参のような品質にはならず高麗人参の栽培に苦戦します。

実は朝鮮半島の各王朝ではそのころ高麗人参を国家資源として統制するため栽培方法の研究や栽培も禁止していたのです。

そんな背景の中で高麗人参の栽培に成功できたのは18世紀の李氏朝鮮になってからなので比較的最近栽培が可能になってきたということです。

現在の韓国においては、高麗人参の栽培が盛んな地域といえば、忠清南道錦山郡と仁川広域市江華郡、そして韓国で最初に栽培が始まった豊基が有名で観光土産用にも高麗人参が出回っています。

本場の韓国でも高麗人参の栽培を広めるまでにこんなに長い歳月を必要とするくらい貴重な植物であったなんて驚きですよね。

高麗人参の種は日本に伝わるも栽培に苦戦

黒田官兵衛

高麗人参は当初日本では自生しておらず、日本では高麗人参が伝わってきてから栽培が積極的に推進されてきました。

始めに高麗人参の種が日本にやってきたのは1593年の安土桃山時代で江戸幕府に切り替わる数年前のことでした。

豊臣秀吉の軍師であった黒田官兵衛(黒田如水)が、高麗人参の栽培の研究に携わるものの、成果が得られずに、同じく秀吉の臣下であった蒲生氏郷も会津での栽培に踏み切りましたが、全く実現しませんでした。

その要因としては、そもそも高麗人参は種子からの発芽が難しかったことにあります。

、江戸時代になり徳川家光は発芽をあきらめ、苗の入手に努めます。

ただし、同時の李王朝は高麗人参が国家資源であるために苗の持ち出しを固く禁じていました。それでも家光はなんとか苗を持ち出したようですが、その後も苗の栽培には失敗をしています。

高麗人参の栽培にこぎつけたのは8代将軍徳川吉宗の時代です。この時にやっと平賀源内によって栽培法がさらに発展・確立され、高麗人参の和名「御種人参(オタネニンジン)」という名前が付き浸透していきました。

ただし、その栽培法の難しさから科学技術が進歩した現代の日本でも高麗人参の栽培は限られ、長野県東信地方・福島県会津地方・島根県松江市大根島となっています。

高麗人参の一番の栽培の難しさ

かんがえる女性

高麗人参の栽培における1番のポイントは土壌づくりにありました。土の濃度をコントロールするために科学肥料は使用せず、トウモロコシなどの作物を使用します。

高麗人参は育ち、収穫できるまでには4年〜6年の歳月を必要とし、その間に土壌すべての養分を吸収してしまうともいわれているので、一度栽培した土壌ではもう2度と栽培することはできないそうです。

現代ではもちろん改良は進んでいるものの、それでもそれだけ長い期間栽培するための土壌を作るのには時間と手間が必要です。高麗人参の収穫が終わった畑では再度土作りをするためにその畑を10年ほど寝かせる必要があります。

また、もっと高麗人参の栽培を効率化するために植物工場での水耕栽培の研究も現在進行している最中です。

高麗人参がとても素晴らしい食材なのに日本であまり流通がない理由はこんなところにあったのです。それほど貴重な植物として、古来より扱われていた理由がよくわかりますね。

高麗人参を自宅で栽培するには苗からスタート

自宅に畑があれば高麗人参を自宅で育ててみたいという人もいるかもしれません。その場合は、種からですとほとんど育たない可能性が高いので苗を入手して栽培することをおすすめします。

高麗人参の苗は1年根〜2年根などの途中まで成長した苗が販売されています。

ただし、先ほどお伝えしたように高麗人参が育つための土壌づくりは大変難しく、土作りから始め、苗を栽培し収穫するまでに必要な期間は5年から9年ほどかかるそうです。

高麗人参を栽培しようと思うと、まだまだ恐ろしいほどの時間が必要になってくるということです。

高麗人参を手軽に摂取したい人には

頭にはてなマークを乗せる女性

高麗人参を使用し加工された健康食品は多数存在しています。基本的には高麗人参の成分やエキスを使用した製品は6年根を使用しているケースが多いです。

高麗人参の成長には長い月日がかかりますが、品質としてのピークは4年〜6年根です。7年以上経ってしまうと高麗人参特有の栄養素が低下してしまうからです。

野菜には旬の時間があるとの一緒ですね。高麗人参を自分で栽培し、収穫するとなると近所の山など余っている土地がない限り難しいといえます。

高麗人参が配合されている健康食品は一番手頃にその栽培期間を待たずとして摂取できます。たとえば、高麗人参サプリメントや栄養ドリンク、粉末パウダーなどさまざまです。

効率よく高麗人参のパワーを感じたいという人には個人的にはサプリメントが一番いいかなと思います。サプリメントであれば家でも外出先でも手軽に摂取できるので体調不良に悩まされているのであれば一度試してみましょう。

まとめ

高麗人参が日本に伝わるまでには長い歴史がありました。当時の韓国では非常に貴重な国家資源だったため栽培が規制され、栽培の効率化が未だ研究中なんてまだまだ知られていない効果がありそうですよね。

高麗人参には既に美肌や血流の改善、動脈硬化防止、更年期障害の症状緩和、コレステロールの蓄積防止、がん予防などさまざまな作用が期待できますが、日本で高麗人参を自分で栽培しようとすると苗から始めたとしても土壌づくりから始め約9年もかかってしまうので自分で栽培するのは非常に現実的ではありません。

今は高麗人参のエキスを凝縮させたサプリメントや栄養ドリンクなどさまざまな商品が出ているので、まずは気軽に健康食品で摂り入れてみてはいかがでしょうか。

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