中高年という年代を迎え、最近、なんだかだるくて疲れやすいと悩んでいるとふと頭をよぎる「これって更年期障害?」「更年期障害っていつからだろう」という不安が沸き起こってきますよね。

更年期障害とは訪れる年齢が決まっているわけではありません。一般的にいう更年期とは実は女性が閉経を迎える前後の10年間ほどの期間を指します。女性の閉経が訪れる平均年齢は日本では50歳くらいといわれています。更年期にはほてったり、のぼせたりするホットフラッシュの症状から、頭痛、肩こり、めまい、腰痛、関節痛といったさまざまな体調不良が襲ってきます。

でも、更年期障害ってどこから更年期障害と診断されるのでしょうか。実は、更年期障害は病院を受診すると一発で更年期障害かどうかがわかるんです。
この記事では「これって更年期障害かも?」と不安を抱き始めている人へ、病院にいく前に知っておきたい更年期障害の検査方法について解説します。

更年期障害の診断に関するガイドライン

ベテランの看護師

更年期になると年齢と共にさまざまなない体調不良が体を襲ってくるので、いざ病院を受診しようとすると何科に行くべきか悩む方が多いです。

まず、少しでも更年期障害の疑いがあるとすればまず受診をしなければいけないのは婦人科または、更年期外来になります。婦人科ではその他にも女性特有の病気を一緒に診察することができます。婦人科へ行く前にガイドラインとして、「産婦人科診療ガイドライン」という詳しい資料が日本産婦人科学会、日本婦人科医会という機関がまとめ、発行されたものがあるのでこちらの資料を一読してみるのもおすすめです。

資料の中には、適正とされる婦人科外来の診断・治療法が詳しく記載してあり、更年期障害とその他の婦人病の心配が起きたときにどんな診察があってどんな治療が行われるのか心構えをもっておくことができます。

●産婦人科 診察ガイドライン-婦人科外来編2014(日本産婦人科学会、日本婦人科医会より発行)
http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/Gynecological/Gynecological_2014.pdf

ちなみに、こちらは本として購入すると5000円(税込み)と記載されていますが、この公開サイトから見ることができるので目を通しておくと得かもしれませんね。

更年期障害を診断するときの検査方法とは

首を傾げる女性

更年期障害の診察のために病院へ行くと一発で更年期障害かどうかがわかるとお伝えしましたが、その症状の原因は他の病気でないかどうかも一緒に検査することが可能です。まず、問診して症状を確認し、必要があれば子宮内を確認する内診も行い、血液検査等に移っていきます。

それでは更年期障障害の疑いがあるときの審査方法について詳しくみていきましょう。

更年期障害の更年期指数診断テスト

更年期障害の判定時に使われている簡単に診断できるチェックシートが2種類存在します。
クッパーマン更年期指数」といわれる欧米からきているものと、クッパーマン更年期指数をもとに日本人用に改良された「簡易更年期指数」という2種類です。

●クッパーマン更年期指数

症状の種類 症状の程度 評価度
① 顔がほてり汗をかきやすい 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 4
② 手足がしびれ、間隔が鈍くなる 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 2
③ 寝つけず、目を覚ましやすい 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 2
④ 興奮しやすく、神経質になった 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 2
⑤ くよくよし、ゆううつになる 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 2
⑥ めまいや吐き気がする 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
⑦ 疲れやすい 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
⑧ 肩や腰、手足の節々が痛い 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
⑨ 頭が痛い 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
⑩ 心臓が動悸する 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
⑪ 皮膚をアリが這う感じがする 3 ・ 2 ・ 1 ・ 0 1
計算方法
(1)①~⑪までのそれぞれの「症状の程度」について
〔強い=3、中程度=2、弱い=1、なし=0〕の4段階の評価をつけてください。
(2)「症状の程度」の数値に「評価度」の数値を掛けます。
 〔症状の数値×評価度の数値〕
(3)①~⑪までの、〔症状の数値×評価度の数値〕を合計したものが
クッパーマン指数となります。
クッパーマン指数が 16~20:軽症の更年期障害

クッパーマン指数が 21~34:中等度更年期障害

クッパーマン指数が 35 以上:重症の更年期障害

出典元:婦人科, 産科, 女性漢方内科 母体保護法指定医 オハナ・クリニック・木の下町

●簡易更年期指数

症状 症状の程度
① 顔がほてる 10 6 3 0
② 汗をかきやすい 10 6 3 0
③ 腰や手足が冷えやすい 14 9 5 0
④ 息切れ、動悸がする 12 8 4 0
⑤ 寝つきが悪い、または眠りが浅い 14 9 5 0
⑥ 怒りやすく、すぐイライラする 12 8 4 0
⑦ くよくよしたり、憂うつになることがある 7 5 3 0
⑧ 頭痛、めまい、吐き気がよくある 7 5 3 0
⑨ 疲れやすい 7 4 2 0
⑩ 肩こり、腰痛、手足の痛みがある 7 5 3 0

 

【判定結果】  
0~25点 じょうずに更年期を過ごしていて今のところ問題ありませんが、

年1回の健康診断を受けましょう。

 
26~50点 バランスのよい食事、適度な運動を行い、無理のないライフスタイルを送り、

更年期障害の予防につとめましょう。

 
51~65点 産婦人科または更年期外来、閉経外来を受診し、薬などによる適切な治療、

生活指導、カウンセリングを受けましょう。

 
66~80点 長期間(半年以上)の計画的な治療が必要でしょう。  
81~100点 各科の精密検査を受けましょう。更年期障害のみであった場合は、

産婦人科または更年期外来、閉経外来などで長期の計画的な治療が必要でしょう。

出典元:小山嵩夫著「女性ホルモンの真実」

あなたの診断結果はいかがでしたか?
この2つのチェックシートが更年期障害の問診で聞かれることが多いです。今のところ問題ないという人は安心したと思いますし、そろそろ本格的な診察が必要かも知れないと思った人もいるでしょう。どちらにしても不安要素は病院で相談しない限り解決しないと思います。

このチェックシートを元に自分の症状で気になっている点をメモするなど工夫して病院へ出かけるとスムーズです。

更年期障害における血液検査

採血をする女性

更年期障害の血液検査では女性ホルモンの数値を計測するための、「FSH検査」、「E2検査」、「LH検査」が行われます。どれも一回の採血で行える検査ですが、更年期障害を診断する上で最も重要な検査となりますので、それぞれの検査の役割について詳しくみていきましょう。

どの数値も、検査する時期によって数値が変わるので注意してください。

●FSH検査

FSHとは卵胞刺激ホルモンのことで、FHS値が正常値よりも高い場合は、十分なエストロゲンの量が分泌できていないということにあるので閉経が近い可能性があります。
また、このFSH値が正常値より低い場合は月経異常や他の病気を引き起こしている可能性があるので注意が必要です。

<FSHの基準値>
 ・卵胞期 3.01~14.72mIU/m
 ・排卵期 3.21~16.60mIU/m
 ・黄体期 1.47~8.49mIU/m
 ・閉経後 157.79mIU/ml以下

●E2検査

E2とはエストラジオールのことで女性ホルモンの1種であるエストロゲンの主成分です。E2の値が正常値より低いと卵巣機能の低下と更年期・閉経の可能性が出てきます。

 ・卵胞期前期:11~82pg/ml
 ・卵胞期後期:52~230 pg/ml
 ・排卵期:120~390 pg/ml
 ・黄体期:9~230 pg/ml
 ・閉経後:22 pg/m以下

●LH検査

LHとは黄体形成ホルモンのことで主に排卵を促し、エストロゲンと黄体ホルモンであるプロゲステロンの分泌を促進させる働きがあります。妊娠時には重要な役割を担っています。
LH値が正常値よりも高い場合は、FHS値と同じく十分なエストロゲンの量が分泌できていないということにあるので閉経が近い可能性があります。LHは基本的に排卵前にLHの急激に上昇しますが、排卵日はまたすぐ減少するのがLH値です。

<LHの基準値>
 ・卵胞期:1.8~7.0 mIU/mL
 ・排卵期:.6~34.9 mIU/mL
 ・黄体期:1.0~7.8 mIU/mL
 ・閉経期:6.7~38.0 mIU/mL

血液検査以外の検査について

笑顔の看護師

更年期障害が疑われた際の婦人科での検査は血液検査がメインになるのですが、先ほどからお伝えしているように血液検査だけではその他の病気を発見することはできません。

万が一、更年期障害だけでなくその他の病気を併発していて体調不良が起きているというケースも考えられますので、問診と内診の結果によっては次の検査をする可能性があります。

●超音波検査・・・妊娠時に胎児をエコーで見るのと同じで、超音波による振動から返ってくるエコーを画像としてみて卵巣や子宮の状態を確認する検査です。

●細胞検査・・子宮がんの検査として今では地方自治体でも無料診断を推進しているところが増えてきました。子宮頸部から綿棒などで細胞をかきだし採取します。その細胞から病気の有無を調べます。

●乳房検査・・・乳がんの有無を調べる検査には2種類あります。先ほどの超音波検査または、マンモグラフィというX線検査です。胸を圧迫板で挟み込み腫瘍や石灰化がないか確認します。若い女性の乳がんの発見には不向きな検査で、40代以上の女性を対象としています。

このような検査が婦人科では血液検査と一緒にすすめられる場合もあります。
検査に保険が利くか利かないかは病院によって違うので費用についてはしっかり確認した方が安心です。

更年期障害と診断されたらどうなるの?

心配そうな顔をしている女性

更年期障害であると診断されたらどんな治療法をすすめられるのか、また更年期障害を理由に仕事を休むことができるのかなどについて解説したいと思います。

更年期障害で処方される薬とは

更年期障害と診断された際に処方される薬は、一般的に「ホルモン補充療法(HRT)」と呼ばれる経口摂取できるホルモン剤の薬です。しかし、ホルモン補充療法(HRT)は副作用が懸念されており、不正出血や子宮がんリスクなどが気になる方であったりするとホルモン補充療法(HRT)を行えないと判断される場合もあります。

その場合は、「漢方薬」か「プラセンタ注射」という選択肢もあります。

漢方薬はいくつかの生薬を東洋医療の考えに基づき、配合された薬で体や優しそうなイメージが強いかもわかりませんが、漢方薬にも副作用はあります。その薬の向き、不向き、副作用の特徴は処方される薬によって違い、個人差があるなどするので、必ず医師に薬の特徴などを確認し説明を受ける必要があるでしょう。

プラセンタ注射は美容で有名ですが、実は更年期障害という診断により処方される場合だと保険が利く病院もあります。プラセンタ注射は副作用の心配があまりないといわれていますが、その分効果もさほど強くないので回数を重ねる必要があります。

1回分の注射は安くても回数を重ねると保険が利くか利かないかで治療費の幅も大きく変わってきますので、プラセンタ注射を希望する可能性がある人は事前に病院へ保険の有無やそれにかかる費用について聞いておく必要があるでしょう。

更年期障害でうつという診断を受けた場合

座り込み鬱状態の女性

更年期障害の症状で精神症状が強く出てしまう人もいます。不安症や対人不信、心配症、落ち込みがひどいといった症状も更年期の自律神経の乱れによる更年期障害の症状の一種です。このような症状は性格がまじめで几帳面な人ほど陥りやすいといわれています。

うつは婦人科や更年期外来では治療できないので、婦人科で更年期障害と診断されたあとに、精神科または心療内科をすすめられるケースもあります。更年期障画の根源はホルモンバランスの崩れです。

始めから、精神科や心療内科へ行ってしまうと他の病気の発覚もできなくなってしまうので、まずは婦人科の血液検査を受けてうつであるという診断がでたら、ホルモンバランスを調整できるよう治療をしながら、精神科や心療内科を受診しに行きましょう。

更年期障害と診断されたら診断書が必要なことも

昨今、働く女性も増加しており更年期になっても体調不良をごまかしながらなんとか仕事を続けきたという人もいるでしょう。しかし、いよいよ更年期障害の症状が重すぎで仕事を休まなければならなくなったという人は、病院で診察を受けた際に「診断書」をもらっておいた方がいい場合があります。

更年期障害で会社を休職するという選択はなかなか難しいかもしれませんが、最近は産休と同じように認めている会社もわずかではありながらでてきてはいます。あまりまだ一般的に広がっているわけではありませんが、あなたを会社が必要としている場合には休職という選択やまたは短期休暇を人事や上司に相談してみることもあるかもしれません。

その際は会社へ申請として「診断書」が必要になります。その際、会社によっては健康保険のもつ傷痛手当を使用できることもありますので休暇規定を確認しましょう。

病院へ行くほどでもないという人は、早めに更年期障害対策を始めよう

笑顔の医師

更年期障害がまだそんなにひどくないけれど早めに更年期障害対策や予防策を始めておくことが得策といえます。症状が重くなってから改善させることはどんな病気も難しくなるからです。更年期障害は卵巣の機能低下による女性ホルモンのバランスの乱れによって起こります。

それをサポートしてくれる成分のサプリメントを日常から摂取しておくと更年期障害の症状が多少緩やかになる可能性が高まります。例えば更年期に有名なサプリメントでいうと、大豆イソフラボン、プラセンタ、ポリフェノール、高麗人参などでしょうか。
自分に合いそうなサプリメントを更年期対策としていくつか始めてみるのも賢い手段といえますね。

更年期障害の診断方法に関するまとめ

更年期障害は血液検査を行えば一発でその体調不良が更年期障害かどうかわかります。
ただし、病院に行く前に自己診断で更年期障害の指数チェックを行ってみてください。その数字を自覚して病院へいくのか、なんとなく行くのかでは医師への質問内容も変わって来ると思います。

そして病院を予約する前に、各検査の費用と保険の適用有無も電話で聞いておきましょう。健康はお金には変えられませんからなるべく定期的な検査にはお金を惜しまないほうが後悔しないかなと思います。

ただし、まだここまで本格的に治療しなくても大丈夫そうであるという人は、今から予防策を始めていきましょう。更年期障害を自らの力で軽減できたら一番なによりですから、食事にサプリを追加して適度な運動を始めるなど手軽に行える対策から始めてみてはいかがでしょうか。あなたの更年期ライフがより健やかで明るい毎日となりますように。女性みんなで立ち向かっていきましょう。

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