昨今、年齢を問わず芸能人やハリウッド女優など、相次いて乳がんの手術を受けるようになってきて改めて女性特有の乳がんという病気について考えさせられる機会が増えてきたように思えます。

その傍らでは更年期障害で病院を受診した際にすすめられるホルモン補充療法ですが治療を始める上で、検討材料になりがちなのは「ホルモン補充療法で乳がんリスクが高まるのかどうか」についてです。

更年期障害の治療法として病院ですすめられる治療法で一番多いのがホルモン補充療法ですが、実はこの治療法についてはかなり昔から乳がんリスクについての議論が世界中で問われています。

この記事では更年期障害におけるホルモン補充療法についてとその噂されている乳がんリスクの実態について本当のところはどうなのか詳しく解説していきたいと思います。

更年期障害のホルモン治療と乳がんリスクについて

考え込む看護師女性

更年期障画の治療はしたいけど、「ホルモン治療についてはよくわからない」「乳がんのリスクもあるって聞くし不安だ」という人へまずは、ホルモン治療とはどんなものかそのリスク見ていきましょう。

ホルモン補充療(HRT)とは何か

ホルモン補充療法とは加齢による卵巣機能低下によって低下してしまった女性ホルモンを人工的に補充し、補うことで更年期障害の症状を安定させるという治療方法です。

ホルモン補充療法には2つの方法があります。

1つは卵胞ホルモンであるエストロゲンだけを摂取する方法ともひとつは黄体ホルモンであるプロゲステロンを併用して補充する方法のふたつです。

この組み合わせ方法としてはその人の年齢、閉経しているのか、していないのか、子宮があるのかないのかによって変わってくるため、いくつかの種類が用意されています。

薬の形状としては一般的には飲み薬が一番想像しやすいかと思いますが、胃腸が弱い人でも服用できるように皮膚に塗るタイプや貼るタイプがあります。

塗るタイプと貼るタイプは皮膚が弱い人はかぶれたり炎症を起こしたりする可能性があるのでその場合は飲み薬を処方されます。

ホルモン補充療法における乳がんリスクとは

疑問を感じる女性

エストロゲンの低下を原因としている更年期障害の症状に対応するため、エストロゲンの投与を主な目的とするホルモン補充療法ですが、エストロゲンだけの投与を長期間に渡って続けてしまうと乳がんを発症するリスクが高くなるとある海外メディアが報じたことが過去ありました。乳がんはエストロゲンの作用によって発症するからです。

しかし、国際閉経学会などの専門機関が再度研究し、調査したところホルモン補充療法によって乳がんになる確率が高くなるという見解は見直されるようになってきました。

乳がんになりやすい要因として確認されている例としては。「初産経験が35歳以上である」という人や「過去に乳腺疾患の経験がある」ですとか。「親類に乳がん経験者がいる」という人が、乳がんになる確率が上がってくるのに対して、それらの要因に比べるとホルモン補充療法を行った女性が乳がんになる確率は低いという結果でした。

もうひとつ決定的な結果が、厚生労働省の研究班が2004年~2005年にかけて行ったアンケート調査で、45歳~69歳の女性へ「過去10年以内に乳がんの手術を受けたことがある人」と「がん検診受診者で乳がんではなかった人」にホルモン補充療法を試したことがあるか否可を聞きました。

その結果、乳がん経験者の中でホルモン補充療法を経験したことがある人は、わずか5%で乳がん未経験者のホルモン補充療法の経験率は11%とおよそ2倍の差があり、むしろホルモン補充療法を受けたことがある人の方が乳がんにかかっている割合が低いという結果が出たのです。

しかし、実際に乳がんである場合には、現時点ではホルモン補充療法は行われておらず閉経前だとLH-RHアゴニスト製剤と抗エストロゲン薬でエストロゲンの分泌量を減らし、閉経後はアロマターゼ阻害薬と必要であれば抗エストロゲン薬でエストロゲンを減らします。

結論をいうと、ホルモン補充療法が乳がんのリスクと直接的に関係するかどうかについては、今はまだ断定できていないというところが正直なところでしょうか。

更年期障害で乳がんリスクを回避した治療法とは

病院の前に立つ医師

ここまでお伝えしてきたように、ホルモン補充療法(HRT)には、乳がんリスクがあるのかないのか明確にハッキリしているとは言えず、今だ、議論が続いている状態というのが本当のところです。ネット上でも医師が監修しているサイトだとしても断言はできていないことが多いです。

正直にいうと乳がん患者が増加傾向にある中、そのリスクの可能性が少しでもあるのであればホルモン補充療法をわざわざ選択する必要があるか疑問がわきます。

重度の更年期障害を発症していないのであればホルモン補充療法以外の治療法で対処する方が副作用の心配をしなくてすみますので、ホルモン補充療法に代わる対処法をいくつか紹介していきたいと思います。

生活習慣の見直しと改善

更年期障害が起こる原因は、ホルモンバランスと自律神経のバランスが乱れることによって起こります。生活習慣が乱れていると更年期障害の症状をさらに助長し悪化させていく可能性が高まります。

まずは食生活の見直しと適度な運動などを習慣化し生活のリズムを整えていくことが重要です。

食生活とは油っこいものばかりを食べていないか、塩分を摂りすぎていないか、栄養バランスが摂れているかいうことは基本中の基本です。あなたの食生活は整っているといえるでしょうか。今一度見直してみてください。

さらに、更年期障害の際に意識して摂取して欲しい食材もあります。豆腐や納豆といった大豆イソフラボンはもちろんのこと、豚肉、レバー、緑黄色野菜といったビタミン類、ご自身でも必要な栄養素について調べながら、規則正しい食事を楽しみながら行う習慣を始めましょう。

野菜を食べる女性

そして十分な栄養を摂取したら運動で代謝をすることが重要です。適度な運動とは決して激しい運動でなくてもいいのです。

例えば毎日ストレッチを行う、ウォーキングを始めるといったことから始めましょう。慣れてきたら有酸素運動を増やしてみてください。だんだんと体も健康的なリズムが整ってくるようになるはずです。そして運動後は早寝早起きをして十分に体を休ませてください。

最近美魔女と呼ばれる40代50代のきれいな女性はみんなこのような整った生活リズムを行っています。
生活リズムは肌にも健康面にも顕著にその結果が現れますから明日から気持ちを入れ替えて生活習慣を見直し改善して見てください。

ストレスを溜めない工夫

ストレスは老化へと繋がる活性酸素をも生むといわれますが、更年期障害の症状に対ししても自律神経に影響を及ぼすことから体とってはとてもよくないといわれています。

また、この更年期世代は環境の変化でもストレスを感じやすく、子供の進学や夫の転職、親の介護なさまざまな環境の変化によって気づかぬうち負担を抱え込んでしまいがちです。

この時期のストレスは放って置くと自律神経に影響し、イライラやうつ、不安症といった形で心の負担が表面化します。ストレスを溜めない工夫は自分にしかできないものです。

例えば、ゆっくり紅茶を飲んだり、同世代の友達と話せる時間を作ったり、お金に余裕があればエステやマッサージ、美容室にいくなど自分で工夫しストレスをこまめに発散できるように工夫しましょう。

ちょっとした工夫で心の負担は軽減させられるものですよ。あなたの身近なことで楽しいと思えるプチ贅沢な時間を作ってみましょう。

顔をマッサージされる女性

漢方薬を始めてみる

漢方薬は東洋医学に基づき処方され長年使用されてきたいくつかの生薬の組み合わせによる処方のことです。更年期障害にいいとされる漢方薬についてもいくつか見ていきましょう。

◯当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)・・・女性特有の総合的な症状にいいとされ更年期障害以外の症状にもよく処方されます。疲れやすい体に疲労回復、頭痛、めまい、肩こり、首こり、月経不順、不眠などの症状にいいとされています。

◯温清飲(うんせいいん)・・・更年期障害の症状全般にいいとされ、乾燥しやすい肌へ潤いを与え、くすみの改善、冷え性の改善、精神的に不安定になりやすい状態を落ち着かせてくれる効果があります。内面と外見を両方からサポートしてくれるといわれる女性には嬉しい漢方です。

◯桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)・・・のぼせ、ほてり、手足の冷えといった症状に加え、頭痛、めまいにも作用し、比較的体力がある人へ向いている漢方といわれています。
さらにしみや皮膚炎、ホルモンバランスを整え精神症状にもサポートしてくれるといわれています。

このように他にもさまざまな種類の漢方があるのでご自身にあった漢方を探してみるのもいいかもしれません。

ただし漢方薬はその人に合った処方のものでないと効果がないのと多少の副作用の可能性もあります。(もちろんホルモン治療に比べれば小さな副作用かもしれませんが)漢方薬局などの専門の薬剤師にしっかり症状を説明し正しい処方をしてもらいましょう。

サプリメントを始めてみる

ボトルに入ったサプリメント

副作用のリスクがハッキリと断定されていないものをお金もかけて始めるよりも、少しでも安心・安全な方法を選びたいという人はサプリメントを始めてみるのもひとつの手段といえます。更年期障害に効果があるサプリメントは今たくさんあります。

例えば、大豆イソフラボン、ローヤルゼリー、マカ、高麗人参などなど、ホルモンバランスや自律神経に作用してくれるサプリメントは今たくさん出回っているかと思います。

高麗人参やマカといった希少価値の高いサプリメントであれば、その製造先や販売元がしっかりした会社や工場かを調べてから選択しましょう。

ちゃんと製造している機関のサプリメントであればあなたの更年期障害の症状への効果も期待できます。どのサプリメントがいいか自分でしっかり調査して毎日の生活に取り入れてみましょう。

サプリメントのメリットは副作用がないこと以外にもどこでも、いつでも摂取できるということです。過剰摂取さえしなければサプリメント摂取量も自分で調整することが可能です。ホルモン治療のように時間やお金をかけてまで依存する必要はないのです。
是非、あなたに合ったサプリメントを探してみてくださいね。

更年期障害のホルモン補充療法の乳がんリスクに関するまとめ

更年期障害の症状は人によってはとても重い人もいるので「ホルモンを補充しちゃえば楽になるのかな?」と思ってしまう場合もあるかと思います。

ホルモン補充療法は一概に悪いとはいえませんが、結局のところは乳がんのリスクについてはしっかりと断定できていないのが現状です。

がんは発症してしまうと完治するには大変難しい病です。更年期障害はどうかというといつかは必ず治る症状なのです。
今のつらい症状をがまんすることはよくありませんが、体に合わない治療をしてしまいもっと大変な病を引き起こしてしまったら取り返しはつかないでしょう。

もちろん医者は薬をすすめるのが仕事ですから、まだ更年期障害の症状がそれほどひどくない場合には、生活習慣を改善し、漢方薬やサプリメントを始めて見ましょう。

案外、「こんなことで治るなんて!早く知りたかった‥」なんてこともあるんです。あなたの体を第一に考えて体に優しい方法を試してください。あなたの更年期が明るく健やかでもっと楽しめるようになりますように。

合わせて読んでおきたい記事
更年期障害におすすめのサプリを徹底調査

辛い更年期対策で今一番売れている商品は?

更年期対策用に様々な商品が販売されていますが、効果はまず感じられないでしょうし、かといって病院でのホルモン治療はお金がかかる上に副作用も怖いですよね。

しかし、高麗人参だけは違います

高麗人参は更年期対策の為に生まれたような自然由来の漢方成分で、副作用が皆無と言っていいほど少なく、更年期の不快なゆらぎからあなたを守るためのサポートをしてくれます。

そんな高麗人参の中で今一番売れていてリピーターが最も多そうな商品を探してみたところ、正官庄(せいかんしょう)という商品が10年連続で世界一売れている高麗人参サプリだということが分かりました。 ご参考までに。