高血圧とは血圧の高い状態が慢性的に続くことをいいますが、数値でいうと上の血圧(収縮期血圧)が140mmHg以上、下の血圧(拡張期血圧)が90mmHg以上の状態が続いていると高血圧である診断されます。

この高血圧はご存知のとおり、放置しておくと大変な重い病を引き起こす原因となります。高血圧の状態が続くと動脈硬化が悪化し、脳卒中・心臓疾患・慢性肝臓病のリスクが高くなります。

日本でも年々、高血圧患者数は増加しており、30~40代という中年期の世代でも焼く半数の人が高血圧の状態であるというデータもあります。

昨日まで普通に動いていた人が、急に脳卒中を引き起こし亡くなってしまったというニュースも近年よく見かけるようになっていますよね。高血圧はとても人事ではないのです。

この記事では更年期になりやすい高血圧と、その高血圧が引き起こす恐ろしい病気、その治療法と対策について詳しく解説していきたいと思います。

更年期障害になると、なぜ高血圧になりやすいのか

血圧をはかる女性

女性が40代後半、50代を迎える頃に、卵巣機能の低下と共に女性ホルモンであるエストロゲンの分泌量は低下していきます。

エストロゲンを分泌させるようコントロールしている脳の視宋下部では、指令を出しても、出しても、一向にエストロゲンの分泌量が増えないことで、ホルモンバランスは崩れ脳は混乱し、同じ管轄である自律神経にまで影響を及ぼします。

自律神経は交感神経と副交感神経と2つの神経から成り立っていますが、血液の流れはこの2つの神経が伸縮することで血液の流れをコントロールしています。

自律神経のバランスが崩れ、この交感神経が緊張しっぱなしの状態が続くことで、血管は収縮し、血管壁に負担がかかってしまうため高血圧となってしまうのです。

他にも、ストレスや運動不足、肥満、塩分の取りすぎでも血管壁に負担がかかるので高血圧になる原因とされますが、そもそも更年期障害の際にはストレスや肥満といった症状は起こりやすい状態ですので悪循環になりやすいため、結果として高血圧にもなりやすいのです。

更年期障害で高血圧になると起こりやすい“動悸”の原因

涙を流す女性

“動悸”とは心臓の鼓動が早くなっている状態を指し、心臓の鼓動が自分でも感じられる状態のことです。

高血圧の状態が長く続くと血流が悪いため、心臓には全身へ血液を送り出すための強い力が求められ、心臓の壁はどんどん厚くなり肥大します。心臓は肥大すると必要な血液量が増えることで、心筋(心臓を動かす筋肉)には負担がかかりポンプ機能が弱まります。

そして心筋は貧血を起こし、心臓自体のリズムは乱れていきます。この負担が不整脈となり、“動悸”を引き起こすのです。

また、この心臓に負担がかかっている状態は心筋へ血液を送る冠動脈が傷つきやすくなっています、血圧が高い状態が続くことで冠動脈は傷つき、そこにコレステロールが溜まることで、血管は狭くなりさらに詰まり、「動脈硬化」を引き起こします。

そして心筋へ送り込まれる血液が不足すると「狭心症」という胸が痛めつけられるような痛みと圧迫感を伴うような発作が起きます。突然の胸の痛みが1分から5分程度続くのです。

さらには、以上のような原因で冠動脈が完全に詰まると「心筋梗塞」といって、血液が足りない部分の細胞が懐死してしまい、最悪のケースでは死に至ることもあるのです。

このように高血圧の動悸は重病の始まりなのでたまにしか起きないからといって放って置いてしまうととても危険な症状なのです。

更年期障害で高血圧になると起こりやすい“めまい、頭痛”の原因

フラフラとする女性

めまいと高血圧は一見関連性がないように思われがちですが、実はそのめまい頭痛といった原因は高血圧によって引き起こされている可能性があります。
まず、めまいの種類から見ていきましょう。一言に、めまいといっても実は3つの種類に分かれています。

めまいの種類

・回転性めまい・・・ぐるぐると目が回り、立っていられないようなめまい 
・浮動性めまい・・・ふらふら、ふわふわするようなめまい(更年期障害で一番多い)
・立ちくらみ・・・急に立ち上がると感じるめまい

めまいが起こるメカニズムとしては平衡感覚をつかさどるルートのどこかで異常や障害が起き発生します。人は重力を始めとしたさまざまな障害物から平衡感覚を保ちバランスを保っています。

バランスに関する情報は、『内耳の前庭→前庭神経→脳幹→小脳・大脳』といったルートで伝わってきていますが、このどこかで異常がはっせいすることで上記のようなめまいが発症してしまうのです。

めまいと頭痛の高血圧との関係とは

更年期障害で自律神経のバランスが乱れると、高血圧になりやすくなりますがその際にめまいが起こるメカニズムとしては平衡感覚を保つ、この『内耳の前庭→前庭神経→脳幹→小脳・大脳』までのルートに血流の悪化で十分な酸素と栄養素が行き渡っていないのが原因とされています。

頭痛に関していうと、脳内の血管は細いので少しでも硬くなってしまうと血流が悪化し、十分な栄養素と酸素が行き渡らなくなることで起こるといわれています。

補足ですが、耳の中には三半規管という部分は血液が不足すると平衡感覚を失い、吐き気をもよおすといわれています。めまい・頭痛・吐き気の原因が一緒に紹介されるのはこの耳から脳にかけての神経系統を原因としていて全てが繋がっているからなのです。

更年期障害で高血圧になると起こりやすい“糖尿病”の原因

女性ホルモンは脾臓から分泌されるインシュリンをサポートする働きもしています。インスリンとは膵臓から体内に分泌されるホルモンの一種で血糖値を下げる働きをしています。

卵胞ホルモンである「エストロゲン」は、インスリンの効果を上げ血糖値を下げ、排卵後黄体ホルモンである「プロゲステロン」はインスリン効果を下げ、血糖値を上がりやすくします。

更年期以前にはこの作用のお陰で血糖値は正常を保っていたのですが。更年期にはこの血糖値を下げるためのプロセスで重要な役割を担っていた「エストロゲン」が激減するので血糖値も上がりやすい状態になってしまっていたのです。

さらに、膵臓は血糖値を下げようとがんばってしまい、これまで以上のインシュリンを分泌し続けますが、一行に改善されず疲弊し、分泌量は低下していき糖尿病となってしまうのです。

普段から食事に多少気をつけていたり、運動をしていたりしているつもりであっても、気づかぬうちに糖尿病へ近づいてしまっていたということも大いにあり得ます。

この時期はもっと慎重に体調に気を配らなければいけないということです。

更年期障害で高血圧になると“何科で治療するべきか”

大病院

更年期障害の治療は基本的には婦人科を受診します。それは血液検査からホルモンバランスの状態を検査することができるからです。高血圧の場合に関しては、内科での診療も可能です。

ただし、更年期における卵巣の機能低下によってエストロゲンが減少したことで高血圧となってしまっているとしたら、婦人科で血液検査をし、女性ホルモンの量を測定しなければなりません。

この更年期障害かどうかを調べるためのホルモン量の検査は婦人科や更年期外来でしか検査ができないのです。

塩分の摂りすぎやただの肥満といった生活習慣病を原因とした高血圧であるならば内科の受診でもいいのですが、ホルモンバランスの乱れによる高血圧の可能性があるのであれば内科を受けたとしても、その後婦人科をすすめられる場合もあるので注意しましょう。

更年期障害の症状はただの風邪や体調不良と思われて内科へ行く人が多く、それでは根本の原因を判明できずに、症状が内科の薬で改善されたと思ったらまた体調不良が起きてまた薬で対処するという繰り返しになりがちです。

とりあえず病院へ行けば治るだろうという安易な考えでいると症状が悪化して場合もあるので病院選びはしっかりと行うことが重要です。

更年期障害で必ず取り組んでおきたい“高血圧対策”

料理をする女性

高血圧はホルモンバランスが崩れることでインシュリンが作用しなくなり、血糖値が上がってしまう状態なので何かでそれを食い止めなくていけません。
高血圧対策で必ず取り組んでおきたい対策、それは食事です。

更年期に良いとされる成分を摂取し、カロリーや塩分をセーブする食事方法を詳しく見ていきましょう。

高血圧を予防する更年期の食餌療法

1.塩分を控え、だしの旨味で味付けを

日本人は醤油文化のため塩分を取りすぎる傾向にあるといわれています。日本人の塩分摂取量は平均11〜12gといわれていますが更年期には10g以下に抑える必要があります。

例えばよく聞くかもしれませんが味噌ラーメンのどんぶり一杯の塩分量は約8g。お蕎麦や天ぷらのめんつゆなども危険です。気を抜いていると平均摂取量さえもすぐオーバーしてしまっているのです。

醤油の代わりにレモンやお酢、だしの旨味成分をうまく使うなどの工夫をして調理することが必要です。ポイントは「これって薄味だな」と思わずに、「野菜本来の味だとかだしの旨味が効いていて美味しいな」ど、味覚に敏感になったつもりで食事をしてみてください。季節の食材が楽しめるようになればそれは塩分ばかりに頼っていない証拠です。
和食のだしという武器を存分に使いましょう。

2.脂肪分に注意する

動物性脂肪は摂り過ぎるとコレステロール増加の原因となり高血圧の道へまっしぐらとなってしまう可能性があります。

脂身の多いステーキ、動物性脂肪でできた生クリーム、白砂糖、牛乳、マーガリンなど白いものは体に良くないといいますがまさにこれらが体内でコレステロールとなり動脈硬化や高脂血症など高血圧の先にまっている重病を引き起こす原因となります。

できれば、マーガリンならココナッツオイルを、ステーキなら赤身のお肉、または魚を、ケーキならブラウンシュガーや黒糖でできたものにするなど、同じメニューでも少し選択を工夫するだけの違いであなたのコレステロールの数値は変わってくるでしょう。

さらに可能であれば脂肪分を摂取するときは野菜を同時に摂ることを心がけてください。それだけでも油の吸収率をグンと抑えることができます。

パンケーキ

3.1日または3日間の摂取カロリーを意識する

最近では、カロリーは関係ないという説がありますが、更年期にはそうはいってられません、だって何を食べたって太る時期なのですから。

必要以上のカロリー摂取は体重の増加につながるということは当たり前ですが、あまり考え過ぎではストレスの溜まる一方ですのでポイントをお教えしましょう。

コレステロール増加をしなくて済む食事法はがまんや制限ではなく「調整」です。1日の摂取カロリーは1500kcal程度が理想ですが日によってメニューも違えば、付き合いがあることもあると思います。1日1500kcalを意識しながらも、もしそれを超えてしまっても大丈夫です。

3日間で4500kcalを超えないということ決めて、3日間の間で調整をしてください。食べすぎた次の日は2日間で取り戻すのです。

若いときは1習慣でどうにかなったはずですが、更年期には3日間で調整してください。そうすれば自然と食べ過ぎも防止され、ストレスも溜まらず美味しく食事ができるようになります。騙されたと思ってやってみましょう。

4.規則正しい食生活とだましワザ

1日の食事は実は2食でも3食でもどちらでも構いません。同じ時間に同じ量の食事をすること、栄養バランスの取れたメニューを心がけることがとても重要です。

ダイエットだからといって急に断食する人や朝は食べずに夜の9時以降になってもまだ食事をしている人に痩せている人はいないと思いませんか?

忙しかったり、ストレスを抱えたり、なかなか当たり前のことを行うことが難しい現代ではありますが更年期に言い訳をしている暇はありません。どか食いはやめて決まった時間に同じ量の食事を摂ることを心がけましょう。

万が一、空いた時間にお腹が空いてしまったらキュウリやトマトなど太らない野菜を何度でも食べていいと自分の中で約束をし、間食は野菜を食べてください。(※塩やマヨネーズのかけ過ぎには注意を)そのうち次第に間食には飽きて、一回の食事が美味しく感じられるようになります。自分を騙すのもコントロールのうちなのです。

野菜を持っている女性

5.高血圧に食べて欲しい食材

先ほどからいっているように、食事はがまんではなく調整が重要です。高血圧だからといってがまんをするのではなく、食べるべきものを選んで調整しましょう。

例えば、魚に含まれるDHAは血管壁を柔らかくする働きがあり血流を良くしてくれる作用があります。また、大豆は血液をサラサラし、ニンジンやブロッコリートマトは活性酸素を抑制するは働きがあります。

摂取する食べ物の選び方を変えるだけでも血圧の数値には必ず影響があるでしょう。食べてはいけないものだけを考えるのではなく食べるといいものについても考えて楽しく食事を楽しみましょう。

更年期障害で飲んでおきたい“漢方薬”

笑顔のナース

漢方薬とは中国の長い歴史の中で受け継がれてきた、症状に合わせていくつかの生薬を調合した薬のことですが日本でも漢方薬局や中国茶などの流行で広く知られるようになってきました。
更年期障害にもいくつかいいとされる漢方があるのでいくつか知っておきましょう。

1.当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

漢方には血液の流れを良くしてくれる作用を持つ処方がたくさんあります。当帰芍薬散は結構を良くする働きがあり、貧血症状、下半身の冷えなどにいいといわれています。

月経痛にも効果的なのでより多くの女性に処方される漢方薬といえるでしょう。更年期障害で血圧が上がった女性にも良いとされています。

2.釣藤散(ちょうとうさん)

肩こりや頭痛、めまいといった脳の血管系の障害から来る慢性的な症状にいいとされる漢方です。脳梗塞を引き起こした人にも釣藤散が処方されたりするほどです。

特徴としては中年以降の高血圧傾向の人に有効で、精神的な症状であるうつや不眠などにも改善効果を示すといわれています。

3.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散は漢方の痩せ薬として有名で肥満を原因とし高血圧になった場合に適しています。皮下脂肪が多く、体力があり、便秘がちの人によく用いられます。

むくみやのぼせにもいいのですが、胃腸が弱い人や虚弱で痩せ気味冷え性の人にはおすすめできません。

漢方はその人の症状合わせていくつかの生薬を配合する、または漢方処方を選ぶのが漢方薬の効果的な治療法なのでドラッグストアなどで勝手に選ぶのではなく、始めは漢方薬局か漢方を扱う医師の診断のもと選んでもらう方が効果的でしょう。

忙しくて食餌療法を改善できないという人へ

ぐったりとしているOL風の女性

更年期障害はエストロゲンの低下によりさまざまな体調不良を引き起こしますが、高血圧もそのうちのひとつの症状です。

ひとつの症状だけでなく、根本的改善を望む人には「高麗人参」を摂り入れてみるのがいいかと思います。高麗人参は自律神経へ働きかけるので自律神経のバランスが乱れた際に起こる、ホットフラッシュ、血管の収縮による血行不良、肩こり、頭痛、便秘、下痢などさまざまな症状を抑制・改善してくれる可能性があります。

ひとつの症状を抑制するのではなく根本的原因アプローチしてくれるという面では最適です。高麗人参は日本では生で販売はしていません。

実は、高麗人参は一個の球根が育つのには4年から6年もの年月を必要としている養分が凝縮された植物ですが希少すぎるため、日本のスーパーなどの一般市場にはとてもじゃないですが卸すことはできないのが現状です。

日本で摂り入れるとすれば、サプリメントか韓国料理屋さんでサムゲタンか薬膳鍋を頼むということになりますが、継続的な摂取でなければ意味がないのでサプリメントなどで手軽に摂り入れてみてください。(生のまま高麗人参を通販などで無理やり手に入れたとしても品質も怪しいですし、調理が大変ですからね)

更年期障害の高血圧で気をつけなければいけないことのまとめ

更年期に起こりやすい高血圧は放っておくと、「動脈硬化」、「狭心症」、「心筋梗塞」、「糖尿病」といった生死に関わる病を引き起こす可能性大いにあるということがお分かりいただけましたか?

高血圧の慢性化は、始めは体調への変化がない人もいるので放っておきがちです。しかし、小さな動悸やめまい頭痛がどんどん頻繁に起こり、重症化していう頃には改善しようにも難しくなってきます。

更年期障害も高血圧も、明日から気をつけられることはたくさんあります。食事面の影響は大きいですから、まずは食事のがまんではなく“調整”から始めましょう。カロリー調整、メニューの調整、食材の調整と、がまんはしなくていいのです。

もちろん入院しなければならないほどに重症になってしまったら食事や通院、入院などのがまんはしなければなりません。

まだ、そこまで重症でないならばあなたは幸運です。この記事を読んだことをきっかけに、食事に気をつけ高麗人参のサプリを摂り入れるなど予防策を始めてみましょう。健康に対する予防策のきかっけはなんでもいいのです。いまから始めることが重要なのです。

辛い更年期対策で今一番売れている商品は?

更年期対策用に様々な商品が販売されていますが、効果はまず感じられないでしょうし、かといって病院でのホルモン治療はお金がかかる上に副作用も怖いですよね。

しかし、高麗人参だけは違います

高麗人参は更年期対策の為に生まれたような自然由来の漢方成分で、副作用が皆無と言っていいほど少なく、更年期の不快なゆらぎからあなたを守るためのサポートをしてくれます。

そんな高麗人参の中で今一番売れていてリピーターが最も多そうな商品を探してみたところ、正官庄(せいかんしょう)という商品が10年連続で世界一売れている高麗人参サプリだということが分かりました。 ご参考までに。