母親が50代を迎える頃に母親の言動や行動から「お母さんってもしかして更年期障害かも?」と感じ始めて、どう接したらいいのか分からなくなって悩んでいるという家族は意外と大勢います。

母親が些細なことで怒りやすくなって、家が散らかっていたり何か嫌なことがあると「あなたはいつもそうなんだから!」とそのイライラを父親や家族へあたるような光景が急に増えてきていたりしていたら、実は黄色信号が出ているかもしれません。

更年期障害とは女性が50代前後に閉経を迎える準備のために起こる症状で一種の病気に分類はされていますが、誰にでも起こる可能性がある病気です。

あなたの母親も実は怒りっぽくなったわけではなくて更年期障害の症状で悩んでいるのかもしれません。

この記事では「更年期障害の母親へ、私たち家族ができることは何なのか」について、更年期障害の症状の特徴から母親への接し方について役立つ方法を解説していきたいと思います。

更年期障害で一番起こりやすい「家族へのイライラ」

怒っている女性

まず、女性が更年期を迎えるといわれている50代前後の時期に体の中では、卵巣機能が低下をしてきて自ら分泌できる女性ホルモンの量がどんどん低下してきています。

これはどんない健康な人でも起こる女性の体のメカニズムで、それに伴って体が今まで女性ホルモンがあることによって調整やサポートできていたことができなくなってくるという現象が起きます。

それが更年期障害です。更年期障害で起こる症状は家族からすると驚くこともあるかもしれませんが、彼女たちの症状はこんなことが原因で起きています。その事例をいくつか見ていきましょう。

朝なかなか起きなくなってきた、家事がとてもキツそうである

更年期になると女性ホルモンの低下により、体のさまざまな機能が正常に働いてくれないことで倦怠感や疲れやすいといった症状が現れています。

女性ホルモンが低下すると自律神経のバランスが乱れて、体温調節がうまくできず、血行不良により頭痛や肩こりといった症状が起こりやすくなっています。

そんな体を正常に保とうとするには体が相当な体力を必要とし、疲れやすく起き上がれなかったりするのです。母親が起きられなくなったり、家事がキツそうになったりしている理由はそこにあったのです。

イライラしやすく、怒りっぽい

怒っている女性

実は自律神経のバランスが乱れるとイライラしたり、怒りっぽくなったりします。

生理前や妊娠中の女性が急に怒りやすくなったり、感傷的になったりするのと同じで、自律神経のバランスが崩れると母親の性格にもよりますが、無性に怒りやすくなったり、逆に泣きやすくなるなど感情が表に現れやすくなるのです

更年期という時期は感情のコントロールが難しくなっているのです。これは個人差もありますが一時的な場合も多いのでしょう。

最近汗っかきになった

更年期になるとホットフラッシュ症状といって、走ったり急な運動をしたりしていなくても急に汗が噴出し止らなくなることがあります。

周囲が驚いてしまうほどの汗をかいてしまい、そのせいでさらにほてってしまう場合もあるくらいです。

暑いだけならまだしも、その体温異常を体はコントロールしようとし、一気に寒気が襲ってくることもあります。

よく夏に冷房のきつい部屋と蒸暑い外の気温の中を行ったり来たりすると、体の体温調整がうまくいかず風邪を引くことがありますよね。

ホットフラッシュはそれを自動的に体が起こしてしまうような状態なのでとても体には負担がかかっていて見かけよりつらい症状といえます。

夜遅くまで起きている、日中は横になっていることが多い

ゴロゴロしている女性

私たちは実は寝るときにも自律神経の一部を使って眠り休息しています。しかし、その自律神経のバランスが崩れている更年期の人は不眠で眠れないといった症状が起こりやすくなります。

また、日中横になってしまっている人は不眠で夜中に眠れていなかったり、倦怠感によって疲れやすかったりする状態にあるのです。

母親が更年期になり、怠け者になったように思う」と感じる人もいたりしますがそれは果たして本当のことでしょうか。更年期のつらさは母親にしかわからないことなのです。

更年期障害の母親へ家族ができる接し方・対処法とは

頭に上にハテナを乗せる女性

先ほどもお伝えしましたが、一般的には家庭に更年期の女性というのは1人しかいません。

母親と同年代の同僚や親戚がいれば多少は相談しやすい環境にあるかもしれませんが、代々更年期障害とは、女性は家庭内という枠の中では皆一人で乗り越えてきています。

近くに年齢の近い姉妹や、友人がいれば心強いものですが、相談相手が身近にいつでもいるという女性はあまりに少ないといえるでしょう。

男性は外へ狩りに行くのが仕事ですが、女性は仕事をしていたとしてもいつでも家庭を守っている役割があるからです。

そんないつも家族のためにがんばっている母親が更年期で大変だとしたら、怒りっぽかったとしても、相談に乗ったり、支えてあげたりすることが必要なのではないでしょうか。

それでは具体的に私たちができることについて見ていきましょう。

症状が重いようであれば病院へ行くことをすすめてあげる

更年期障害の症状は人によって重さや症状の幅までもさまざまです。

寝込んでしまうくらい日常生活に支障がでるタイプの人もいればあっけらかんとなんとなくの不調で乗り越えてしまうタイプの人までいるのでどこから病院に行くべきでどこまで正常な範囲なのかは誰にもわからないのです

一つの基準があるとすれば、日常生活に少しでも支障が出ているように見受けられるのであれば病院の受診をすすめてあげるのがいいでしょう。

女性は生理痛や妊娠、出産などさまざまなシーンで痛みに耐えてきているということもありが、がまんしやすい人が多いです。あまりつらい症状をがまんしていると、他の病が併発したり、重い病の発見が遅れたりする可能性もあります。

更年期障害の症状であれば婦人科か更年期外来の受診をおすすめしてあげてください。
自分で体調不良の原因を自覚できるということもひとつの緩和策となるでしょう。

イライラしていても受け流す優しさを

ストレスを感じる女性

母親自体の性格も大きく影響するとはいえ、更年期には普段より些細なことでイライラしてしまう状況にあるということは間違いありません。

イライラという感情は人へもその感情を移してきます。

母親のイライラや八つ当たりはきっとあなたの感情にも移ってこようとしてくると思いますが、あなたやあなたの家族はそれに負けて同じようにイライラしてしまってはいけません。

母親は自律神経のバランスを自分でコントロールできないで困っているのです。家族であればそれは助け合う努力をしていかなければいけません。母親を助けてくれるのはあなた方家族しかいないのです。

もちろん、医者にかかれば少しは助けになると思いますが、毎日一緒に過ごす家族からの理解に勝るものはないでしょう。

イライラしても受け流すというワザさえ覚えればいいのです。いつまでも怒ってばかりいる母親であれば、大人の対応で反撃せずに受け流せばそのまま大人しくなるでしょう。

睡眠をしっかりとらせてあげる

あなたの母親は夜しっかりと眠れているでしょうか?

夜更かし気味であったり、朝起きることができなかったりするのは昔からだったのでしょうか。更年期には夜中にもホットフラッシュの症状が起きて眠れないほどの汗をかいてしまう人や、通常睡眠時に働く副交感神経などがうまく作用しなかったりする人もいます。

自律神経がうまく作用できていないことで眠れないという人も多くいます。そのせいで朝起きられない人は怠けはじめて寝ているのではないのです。

更年期障害の体の不調で朝起きることができないという人や昼間も横になってしまうほどつらいという人もたくさんいます。更年期という時期は太りやすいですし怠けているように見えたとしても、それは違います。

しっかりと眠って睡眠を取らせてあげてください。きっと元気なときはいつものような母親に戻ってバリバリと家事をこなしみんなを守ってくれますから。

眠る女性

家事を分担し手伝う

家事を担当している母親に土日のような休日は一生ありません。母親が行ってきた家事という仕事は簡単なようでとても忍耐力のいる根気が必要なお仕事です。

体調が悪くてもお休みを取ることはできませんし、正月休みや夏休みといったものもありません。こんな体調が悪い時期には家事を分担してみてあげてください。

元から父親の方が家事をやっているかも?!という家庭もあるかもしれませんが、母親には母親がずっとやってきてくれたことがたくさんあると思います。

家庭によってその分担は違うと思いますが、いつもの炊事、洗濯、掃除など、何かひとつでもいいので手伝ってくれるだけで母親は心まで穏やかになり喜びを感じるはずです。

風邪を引いたら母親が看病してくれたのと同じです。母親は更年期という長い体調不良の期間に突入しています。この期間くらいは家事など分担して家族で助け合っていきましょう。

漢方薬・漢方系を使った市販薬をすすめてみる

袋に入った薬

更年期障害の症状緩和に更年期にいいとされる漢方薬をすすめてみるというのもひとつの手段です。

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遥散(かみしょうようさん)」などは女性の特有の症状における漢方薬として代表的です。

ただし、それぞれに向き不向きの生薬の特徴を活かして配合しているのが漢方薬なので、漢方薬局などの薬剤師に処方してもらわないと副作用の可能性があるのが難点ではあります。

ドラッグストアなどで市販されている小林製薬「命の母A」や武田製薬「ルビーナ」なども手軽に購入できる更年期障害薬です。ただし、こちらも第二医薬品である以上、副作用の可能性も考えられますので必ず本人が出向き薬剤師から処方されることが必要です。

サプリメントをすすめてみる

更年期障害にいいとされる成分のサプリメントも存在します。例えば、プラセンタやローヤルゼリー、高麗人参といったサプリメントも今更年期対策に注目もれています。

先程紹介した薬などに比べると服作用もないため向き不向きをそこまで気にする必要もありません

効果は緩やかな分、極端な副作用もないのです、更年期障害の症状の性質としては普段の生活習慣の乱れが助長し、更年期障害の重い症状を発症させるケースも多いので、普段の生活習慣の改善を助けるためにサプリメントを毎日の生活に摂り入れるという方法は体にも優しいため、始めやすいといえるでしょう。

いくつか母親に合いそうなサプリメントを探してみてあげてください。

更年期障害の母親へ家族ができることについてのまとめ

更年期障害とはあなたの母親何か欠陥があって起こるわけではありません。これまで頑張って女性として尽くしてきた人生にやっとゆっくり過ごせる日々が来る、閉経前の準備の症状です。

イライラしたり、怒りっぽくなったり、疲れやすくなったり、人によってさまざまな体調不良が起こりますが、それは家族の支えなしに乗り越えるということはとても過酷です。

母親という偉大存在に感謝するのであれば家族みんなで母親の更年期を乗り越えるくらいの気持ちで見守ってあげましょう。

更年期の女性はひとりで悩みを抱え込む人が多いです。家族に迷惑をかけないように本当はしたいからです。そんな母親に対して協力してあげられることは些細な日々のサポートです。

炊事、掃除、洗濯など小さなことでいいのです。漢方は薬剤師の処方が必要ですので、サプリメントをプレゼントしてあげてもいいでしょう。なんとなく“ほっこり”できるようなサポートをしてあげてくださいね。

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辛い更年期対策で今一番売れている商品は?

更年期対策用に様々な商品が販売されていますが、効果はまず感じられないでしょうし、かといって病院でのホルモン治療はお金がかかる上に副作用も怖いですよね。

しかし、高麗人参だけは違います

高麗人参は更年期対策の為に生まれたような自然由来の漢方成分で、副作用が皆無と言っていいほど少なく、更年期の不快なゆらぎからあなたを守るためのサポートをしてくれます。

そんな高麗人参の中で今一番売れていてリピーターが最も多そうな商品を探してみたところ、正官庄(せいかんしょう)という商品が10年連続で世界一売れている高麗人参サプリだということが分かりました。 ご参考までに。