一般的に高麗人参と言えば、低血圧に悩む人の症状を改善すると言われていますが、実は、高血圧にもその効果を発揮することが様々な研究により解ってきました。
それは、高麗人参の主成分であるサポニンの中でも最上位に位置するジンセノサイドの効果によるものですが、この成分についてはまだあまり知られていません。この記事では、ジンセノサイドとはどのようなものか、果たして血圧にどのように作用するのかを説明していきます。
なぜ、低血圧にしか効果がないように言われてしまうのかについても検証したいと思います。また、併せて副作用などについてもご説明いたします。

高麗人参のジンセサイドは高血圧にどんな働きをするの?

これから高血圧の人が高麗人参を摂取するとどのような作用や副作用があるのか説明をしていきます。
お医者さん
先ず、高麗人参に含まれるジンセノサイドについて説明したいと思います。高麗人参はその栽培年数やその精製過程で含まれる成分が変化をしていきます。そこをしっかり理解していただくことで巷にあふれる高麗人参の情報に惑わされることなく、ご自分の症状にあったものを選ぶ助けになる筈です。
高麗人参の主成分として、近年注目されているジンセノサイドですが、実は、このジンセノサイドには性質の違う2種類のジンセノサイドが共存しているのです。
その2種類とは、その組成によって、ジオール系ジンセノサイドとトリオール系ジンセノサイドに分けられます。
ジオール系は中枢神経抑制作用があり、一方、トリオール系には中枢神経興奮作用があります。この正反対の性質を持つ両ジンセノサイド系のバランスが大変重要となります。一般に高麗人参が低血圧の症状緩和に効くと言われているのは、トリオール系ジンセノサイドの中枢神経興奮作用によるものです。逆にジオール系ジンセノサイドの中枢神経抑制作用は、血圧を下げる方向に働きます。
この2種類のジンセノサイドは、高麗人参の中で共存していると言いましたが、それは、葉、茎、根などの部位によって含まれる量が違います。また、そのバランスは栽培年数、収穫時期、生成過程においてバランスが大きく変わります。
指をさす医者
血圧を上げる作用があるトリオール系ジンセノサイドは、実と葉に多く含まれていますが、これはいわゆる精力剤としても多く用いられます。このことが、一般に人参=精力剤=興奮作用=血圧を上げるというイメージを高麗人参に与えているため、高麗人参は低血圧の人に有益で、高血圧の人には有害であると言われてしまうのです。これは、ある一面では正しいイメージなのですが、別の面では間違ったイメージといえます。
なぜならば、漢方サプリメントとして、高麗人参を用いる場合、一部の商品を除いて、トリオール系ジンセノサイドを多く含む実と葉は使用せずに捨ててしまいます。サプリントとして加工されるのは根の部分のみなのです。
では、それほどトリオール系ジンセノサイドを多く含んでいるわけではない根の部分を加工したサプリメントの効能に血圧を上げて血行よくすることで改善される冷え性などの症状があげられているのでしょうか?
疑問に思う女性
実は根の部分にもトリオール系ジンセノサイドは含まれているのですが、ここで重要なのは2つのジンセノサイドのバランスとその面白い作用のおかげなのです。
実はこのジンセノサイドの配合バランスがほぼ等しいものを体内に摂取すると摂取した人の状態によって、全く反対の作用をするのです。つまり、摂取した人が高血圧あれば、ジオール系ジンセノサイドが優位に作用して血圧を下げ、逆に低血圧であれば、トリオール系ジンセノサイドが血圧を上げることが実験の結果から解っています。
このジンセノサイドの配合バランスが、異なる場合は、多く含まれている方のジンセノサイドの成分が優位に作用するのです。つまり、ジオール系ジンセノサイドが多く含まれている場合、血圧を下げる方向に作用するのです。
葉や実には、トリオール系ジンセノサイドが多く含まれると述べました。ジオール系ジンセノサイドも少し含まれているのですが、ジンセノサイドは合体して高麗人参の中に含まれているので、ジオール系ジンセノサイドだけを都合よく抽出することはできないのです。これはトリオール系ジンセノサイドでも同じですが。
高麗人参の中では、根に最も多くのジオール系ジンセノサイドが含まれていますから、根から成分を抽出したものを高血圧の人は服用すれば良いという話になりがちですが、高血圧を患っている方は、多くの場合、他の病気も併発しているケースが多く、中には自己免疫機能が低下するような病気にかかっている人もいます。
診察をする医者
そのような人がジオール系ジンセノサイドとトリオール系ジンセノサイドの割合が6:4のサプリメントを服用した場合、血圧が下がるのと同時に免疫力も一緒に下げてしまうことがあります
免疫力を上げるためにはトリオール系ジンセノサイドを摂取する必要がありますが、トリオール系ジンセノサイドには血圧を上げる作用があるため、高血圧の人には、この割合のものをオススメすることはできません。繰り返しになりますが重要なのはその配合のバランスです。血圧は下げるけど免疫力はアップさせるバランスで配合されたサプリメントを探す必要があるのです

高血圧の生活のサポート役にプレミアムジンセノサイド

では、血圧は下げると免疫力は下げない割合のジンセノサイドなんてあるのでしょうか?実は、2種類のジンセノサイドの割合が5対5のジンセノサイドが根の部分に存在します。それをプレミアムジンセノサイドと呼びます。
このプレミアムジンセノサイドは、栽培に6年かけた高麗人参の中から、さらに時間をかけて乾燥させて作られる紅参(“こうじん”あるいは”べにさん”と呼ばれます)に多く含まれます。6年物の高麗人参は6年根と呼ばれ、古くから高麗人参の中では最高級品といわれています。
嬉しそうなネコ
手間をかけて抽出した紅参の中から、さらに手間をかけてプレミアムジンセノサイドを抽出したのが、正官庄・金氏高麗人参・紅麗珠です。これら3つのブランドは高麗人参の3大ブランドと呼ばれています。
この3つにはどれもプレミアムジンセノサイドを含んではいるのですが、紅麗珠は、ブランドのメインターゲットが低血圧で冷え性の女性に絞っているため、その症状を緩和するトリオール系ジンセノサイドを多く含む、実の部分を多く使っているため、高血圧の方が服用するとトリオール系ジンセノサイドの主な特徴である中枢神経興奮作用が働いてさらに血圧を上げてしまう可能性があるためオススメできません。
残りの正官庄・金氏高麗人参はプレミアムジンセノサイドの含有量はほぼ変わらないので、2つのうちのどちらかを使ってみるのがいいでしょう。
正官庄は、韓国の高麗人参No.1ブランドであるため、そのブランド代が価格に転嫁されているため比較的高めの価格に設定されています。もし、あなたがお金は気にしないブランド重視で購入を決めるならば正官庄、少しでも節約をしたいとお考えであれば金氏高麗人参を選択されるのが良いかと思います。ただし、金氏高麗人参はブランド力、知名度では正官庄に劣りますが、その品質はまったく同じです。

高麗人参はどうやって血圧を下げるの?

一般的に血圧を下げる作用が知られている高麗人参がどのように血圧を下げるのか、そのメカニズムについて説明しましょう。
血圧を測る女性
血圧が上がる原因には様々なことがあげられます。しかも原因は一つだけではなくて、複合的な場合もあります。
  1. 交感神経の機能が亢進
  2. 昇圧物質(血管収縮物質)が増加
  3. 降圧物質(血管拡張物質)が減少
  4. ホルモンが関与している場合
  5. 血管の反応性が亢進
  6. 末梢血管の抵抗の上昇
  7. 循環血漿(けっしょう)量の増加
高麗人参にはこれら血圧を上げる原因を解消する作用があります。
・ジオール系ジンセノサイドは自律神経を安定化し、交感神経の亢進による血圧を抑える(原因1を解消)
・血管を拡張させる作用があり血流を良くする(原因2、3を解消)
・赤血球変形能を高めて血液をサラサラにし、血流をスムーズにすることで末梢血管の抵抗を減らす(原因5、6を解消)
・過剰な血小板の凝集を抑え、血液の粘着性を低下させる(原因7を解消)
これまでは高麗人参は血栓を予防することはできても、できてしまったものを除去することはできないとされてきました。しかし、最近の研究結果から、間接的に血栓の融解にも役立っていることが判明しました。

高麗人参と薬の併用禁忌について

高血圧に有効な成分を含む高麗人参は生薬由来の漢方で副作用もなく、安心して服用できるものですが、高血圧の人でワーファリンを服用している場合に高麗人参を同時に摂取すると出血が止まりにくくなることがあるため、高麗人参の摂取に関しては医師の判断を仰いでください
注意する医者

まとめ

ここまで、高血圧の人が高麗人参を摂取することについて述べてきましたが、現状では、知識や情報の不足や偏りから大きな誤解を生んでいます。

しかし、正しい情報により知識を蓄積し、摂取する高麗人参について、含有成分の含有比がはっきりしない低価格の商品など選ばず、ジオール系ジンセノサイドとトリオール系ジンセノサイドの割合が5対5のプレミアムジンセノサイドを含んだサプリメントを選んで摂取していれば、「免疫は低下せず、高血圧に正しく作用する」のです。もともと漢方薬には副作用がないとされていますから安心して摂取できます。

たとえ6年物の高級な高麗人参であっても商品によっては、高血圧の人が摂取した場合に、血圧以外の部分で、免疫機能を下げてしまい、別の病気を悪化させてしまうことから高麗人参は高血圧の人には副作用があると言われてしまう結果につながっていました。
また、低価格の商品には、トリオール系ジンセノサイドを多く含んだ実や葉の部分を含んだものがあります。それを高血圧の人が摂取した場合、その興奮作用により血圧が返って上がってしまうという結果になり、高血圧の人は高麗人参の摂取はダメと言われることにつながってしまっているようです。このことはとても残念なことです。
悲しむ女性
高血圧はサイレントキラーと呼ばれ、脳梗塞や心筋梗塞など命に関わる病気につながる恐ろしい病気であるにもかかわらず、現代の医学では降圧剤を服用するしかこれといった治療法は確立されていません。しかし、降圧剤は一度摂取すると一生服用し続けなければならなくなります。それは患者本人の身体にも負担ですし、患者に付き添う家族にも金銭的に大きな負担となります。
漢方薬の代表格である高麗人参は正しい知識を持ってしっかり選ぶことで副作用なく高血圧症の悪化を防いでくれる食品です。
正しい知識を身につけるためには、高麗人参が高血圧に働きかけることを検証した論文や、 関連のホームページなどをしっかり読み、学ぶことが何よりの方法です。それらを読めば、高血圧を防ぐためのサポート役として高麗人参が最適であることが解ります。
はなまる

最後に繰り返しになりますが、高麗人参を漢方サプリメントとして摂取する場合には、摂取前にサプリメントの説明書などをよく読み含有成分を確認するようしてください。プレミアムジンセノサイドの含有量が少ない商品の場合、免疫力が下がってしまう可能性がありますのでご注意ください。

世界売上No.1の高麗人参とは?

滋養強壮(活力向上)や健康維持のための最強の漢方といえば高麗人参で間違いありませんが、今一つ情報が少なく、どの商品を選んだらいいか分からないのが現状です。

しかし、実は世界的にはすでに決着がついていて、正官庄(せいかんしょう)という商品が10年連続で世界一売れている高麗人参です。

今なら格安でお試しできるようですので、参考までに紹介いたしました。

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