「なんだかめまいがする」、「疲れやすい」って症状を聞いて、最初に思い浮かべるのは「貧血」ですね。貧血で悩んでいる方、その症状はいつからですか?
貧血って辛いですよね。体の不調が続いたり、あるいは急に症状がでてきて立っていられなかったりなんてことも。

日本鉄バイオサイエンス学会の調査によると日本人の成人女性のうち約17%が貧血だという結果もでているほどです。

貧血は良く知られているにも関わらず、意外に軽視されがちな病気です。「自分が貧血だ」と自覚している女性は以外に少なかったりします。

でも実は、貧血は体のSOSのサインだったり、貧血の裏に重篤な病気が隠れていたり見過ごせないことが結構あります。

一口に「貧血」といってもいくつかの種類があり、種類によって微妙に違う症状もあります。主な貧血の種類とその症状について理解して、貧血としっかり向き合っていきましょう!

◆貧血って何?私って貧血だったの?

ここで最初に貧血の一般的な症状をあげます。
  • 耳鳴り
  • めまい・立ちくらみ
  • 動悸・息切れ
  • 疲れやすい
  • 寒さを人一倍感じる
  • 食欲がない
  • 顔色が悪い
血液を少しでも体中に送ろうとして心臓や肺に負担がかかるので、貧血になると健康な状態よりも疲れやすくなります

通常なら何でもないような運動でも、動悸・息切れを起こすことがあるのはそのためです。外見的にも変化があります。貧血が進行すると皮膚や粘膜の赤みがなくなり、少し黄色がかってきます

ちなみに、よく混同されがちなことに、ずっと立ちっぱなしでいたら倒れてしまった!という症状がありますが、これは「脳貧血」です。

「貧血」という名前はついていますが、貧血とは根本的に違います。脳貧血は貧血ではありませんが、最初にあげたような症状があるようであれば貧血を疑ってみるべきです。

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次に、貧血の種類についてみていきましょう。
  1. 鉄欠乏性貧血

    貧血で最も多いといわれているのがこの鉄欠乏性貧血です。その名の通り、鉄不足が原因です。鉄不足が起こる原因として、食生活の乱れ、ダイエットによる栄養不足などがあげられます。食生活が乱れることによって鉄だけでなく、ビタミンやたんぱく質などの栄養素も不足してしまいます。「鉄分」「たんぱく質」「ビタミンB12」「葉酸」の栄養素が不足することによって、血液の主成分である赤血球が作れなくなります。

    女性の場合は妊娠により貧血になりやすいため注意が必要です。胎児にも栄養と酸素を与え続けなくてはいけないため、それだけで多くの血液が必要ですし、悪阻で食欲がなくなり栄養不足に陥り鉄不足になる傾向にもあるのです。また、閉経後の女性や男性の場合は、病気やケガなどの出血により貧血になる場合があります。

  2. 再生不良性貧血

    骨髄にある造血幹細胞で、血液の主成分である赤血球、白血球、血小板、血液に必要な全ての細胞が減少してしまう病気です。この再生不良貧血は原因不明のことが多く、確実な治療法もないために、難病の1つに指定されている貧血です。

    一般的な貧血症状の以外に皮膚や鼻からの出血、注射した後に出血が止まらないなどの症状がでることがあります。

  3. 溶血性貧血

    何らかの原因で赤血球が壊れやすくなることで起こる貧血です。

    一般症状のほか、黄疸や脾臓の腫れといった症状が起こります。この黄疸は肝臓とは関係なく、破壊された赤血球の色素の沈着によって起こるものです。脾臓の切除やステロイド剤などの免疫抑制薬によって治療することができます。

  4. 悪性貧血

    悪性貧血は、ビタミンB12の欠乏によって引き起こされる自己免疫疾患性の貧血です。体内にビタミンB12が足りなくなると赤血球の生産量が減少して貧血になります。原因としては、ビタミンB12を吸収するための内因子が分泌されていない、もしくは吸収を阻害する物質が分泌されている、という2つの理由があげられます。

  5. 二次性貧血(続発性貧血)

    血液疾患以外の基礎疾患が原因で起こる貧血です。主な原因としては感染症、膠原病、悪性疾患、腎疾患、肝疾患、内分泌疾患などがあり、なかでも慢性感染症、膠原病などの慢性炎症、悪性腫瘍による貧血は病態が共通しているため、慢性疾患による貧血とも呼ばれています。

◆鉄欠乏性貧血って何で起こるの?

以上のように貧血には原因や症状の違いなどによりいくつかの種類があることを説明してきましたが、ここからは罹患している人が最も多いといわれている鉄欠乏性貧血について説明します。
血液中には様々な成分が含まれています。そのひとつの赤血球に含まれるへモグロビンは、体中に酸素を運ぶ重要な働きをしています。

普通は体内の鉄の出入りはごくわずかでバランスは保たれていますが、何らかの原因でこのバランスが崩れることによって鉄欠乏症が起きます。

鉄が不足するとヘモグロビンの産生がうまくいかなくなるために赤血球1個あたりのヘモグロビンが減り、赤血球の大きさが小さくなって、小球性低色素性の鉄欠乏性貧血になります。貧血の90%以上がこの鉄欠乏性貧血といわれています。

鉄の欠乏は、供給量と需要量または喪失量とのバランスが負に傾くことによって生じます。バランスが負に傾くのは、
  1. 食事性の鉄の摂取不足や消化管からの鉄吸収障害で供給量が不足した場合
  2. 成長期や妊娠に伴って鉄の需要量が増えた場合
  3. 慢性出血性疾患や月経過多により鉄の喪失量が増えた場合
です。この生体内の鉄バランスが負に傾き、まず肝臓、脾臓(ひぞう)、骨髄などの組織の貯蔵鉄が使われて潜在的な鉄欠乏状態になります。

貯蔵鉄が足りなくなってくると血清鉄が次第に低下し、この状態が数ヶ月続くと小球性低色素性貧血(いわゆる「血が薄い」)となります。さらに進行して組織鉄が減少すると、貧血以外の様々な症状が現れてきます。

貧血による組織への酸素供給量の低下を補うために、心拍数の増加による動悸や息切れ、疲れやすい、全身の倦怠感、頭重感、顔面蒼白、胸の痛みなどの一般的な貧血症状が現れます。

さらに、組織鉄の欠乏が進むと爪がスプーン状へ変化、口角炎、舌炎、嚥下障害などがでることもあります。小児の鉄欠乏性貧血では、泥、ちり、釘、チョークなどを食べる異嗜症が現れることもあります。

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なお、立ちくらみはひどい貧血の場合にも起こりますが、多くは自律神経機能の低下により下半身の血管が縮まらず、その結果上半身が血液不足になって起こります。

貧血は徐々に進むことが多いため、ヘモグロビンが6~7gdlくらいまでに減少していても、体が順応して明らかな貧血症状が現れないこともありますので注意が必要です。

◆血液の大事な成分ヘモグロビンって何?

鉄欠乏性貧血の原因としてヘモグロビンの減少をあげましたが、このヘモグロビンについて少し詳しく説明します。

ウィキペディアによれば、ヘモグロビンとは

「ヒトを含む全ての脊椎動物や、その他の動物の血液中に赤血球のなかに存在するタンパク質である。

酸素分子と結合する性質を持ち、肺から全身へと酸素を運搬する役割を担っている。赤色素であるヘムを持っているため赤色を帯びている」

とあり、酸素と結合するヘムという物質と、グロビンという蛋白質が結合してできていますが、ヘムの合成には鉄が必要です。

鉄は胃酸により吸収されやすい形に変わり、十二指腸や小腸から吸収されます。人の体に約4g含まれており、約3分の2がヘモグロビン鉄で、残りは主に貯蔵鉄とその他血清、筋肉、酵素にも含まれています。

◆鉄分って食べ物から摂取できるの?

食品に含まれる鉄分には、吸収率の良いもの(ヘム鉄:肉類や魚介類に含まれる)あまり良くないもの(非ヘム鉄:乳製品や青菜に含まれる)があります。鉄分は良質な動物性たんぱく質やビタミンCと一緒に食べると吸収率が高まるといわれています。日々の食事で、できるだけ鉄分の多い食品を取り入れましょう。
鉄分を多く含む食品
  • 肉類
    豚肉・鶏肉・牛肉・レバー
  • 魚、貝類
    イワシ・煮干し・あさり・しじみ・牡蠣
  • 豆類
    豆乳、枝豆、そら豆、納豆
  • 野菜類
    ほうれん草・パセリ・モロヘイヤ・小松菜など緑の野菜に多く含まれていますが、特にほうれん草の場合は鉄分の吸収率を高めるビタミンCも含まれていますので一石二鳥な食品です。また、赤血球の生成に必要な葉酸も含まれています。
  • 海藻類
    青のり・ひじき
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◆病院で処方される貧血のお薬について

貧血がひどい場合や食餌療法で改善が難しい場合は、経口鉄剤(硫酸第一鉄やさまざまな有機鉄)が1日100~200mg前後で投与されます。鉄剤を服用すると便の色が黒くなりますが心配の必要はありません。

副作用として吐き気などの胃腸障害がときに現れますが、徐放性製剤(徐々に吸収されるように工夫されたもの)により軽減されます。

なお、お茶に含まれているタンニンは鉄と結合して鉄の吸収を妨げますが、日常生活のなかで普通に飲んでいる程度ではさしつかえありません。

鉄分の補給は経口が原則ですが、吐き気などが強くて経口投与が不可能な場合や鉄剤の吸収障害がある場合、急速に鉄欠乏状態の改善を必要とする場合には、鉄剤の静脈注射による治療法が用いられます。

しかし、この場合は鉄剤の過剰投与による障害(ヘモクロマトーシスなど)を避けるため、必要以上に投与期間が長くならないように注意が必要です。

経口投与した場合の治療効果は、
  1. 血清鉄が上昇
  2. 網赤血球(もうせっけっきゅう)が7~10日後に増加
  3. ヘモグロビンが上昇
の順に現れます。しかし、貯蔵鉄が完全に正常になるまでには3~4カ月程度かかるので、血清フェリチン値が十分に上昇するまで治療を継続します。
鉄分は日頃の食生活では過剰に摂取しても心配はありませんが、鉄分を含んだサプリメントや鉄剤により鉄分摂取する場合は摂りすぎることで過剰症を起こす危険性がありますので摂取量には注意しましょう。

◆鉄分を補ったのに症状が改善しない

ここまで色々鉄欠乏性貧血についてご説明してきました。血中の鉄分やヘモグロビンの量を増やすことがこの貧血を改善すると申し上げてきましたが、それらを増やしても体中に必要な量の酸素を運ぶことが出来ない場合があります。

それが、血流が悪いといわれる状態です。この状態が改善されないといわゆる貧血の諸症状は改善されません。なぜならば、貧血の諸症状は血液中を酸素が運ばれないことでおこるものがほとんどだからです。

では、血流が悪くなるということについて少しご説明していきます。血液は心臓のポンプ機能によって心臓から体内へ押し出されますが、その押し出されてできた流れの早さを決めるのは、血液の質(ドロドロ・さらさら、赤血球)と血管の太さです。

心臓は血液を送り出すポンプです。このポンプは様々な理由でその機能を弱めます。それが血流を悪化させます。また、自律神経のバランスが崩れることで正しく心臓や血管の動きをコントロールできなくなることでも血流は悪くなります。

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心臓や自律神経に異常がなくても、送り出す血液そのものに問題がある場合には同じように血流は悪化します。

例えば、糖分や脂肪分の取り過ぎによりいわゆる悪玉コレステロールと呼ばれるLDLが増えますが、その増えたLDLがストレスなどにより放出された活性酸素により酸化され酸化LDLに変化することで血管壁などについて動脈硬化を起こし、血管が硬くなって収縮しにくくなるので血流が悪くなります。

また、血管そのものが細いと血流は当然悪くなります。血管は気温やホルモンの働き、体温の上昇など状況に応じて太くなったり細くなったりしますが、日常的にタバコ、運動不足、血糖値の上昇、高脂血症、高尿酸血症などでも血管は細くなってしまいます。

◆当帰芍薬散料の本当のところ

さて、ここで貧血症状を改善するものとして、一番有名な「当帰芍薬散料」についてちょっと述べたいと思います。
漢方を処方するクリニックで貧血症状を確認した場合、真っ先に処方されるのが、この当帰芍薬散料です。

体力虚弱で冷え症、疲労感、下腹部痛、頭重、めまい、肩こり、耳鳴り、動悸などを訴える方に効果があるとされています。非常によく処方されるため症例も多いのでそれなりの効果が期待できます。

ただし、胃腸が弱い人が服用される場合、胃の不快感、食欲不振、吐き気、下痢、発疹、発赤、かゆみ、肝機能の異常などの副作用が現れることがありますので注意が必要です。

また、先ほど貧血症状の改善には血流をよくすることも必要と述べましたが、この当帰芍薬散料には血流改善の効能はないとされていますので血流改善の対策については別に行う必要があります。

◆お勧めのサプリメント

では、鉄分を補って血流のサポートをしてくれるサプリメントを探せばよいということで、お勧めしたいのが高麗人参です。

これは古くから使用されてきた生薬で、体内の血流をサポートしてくれるといわれています。ただし、生薬であるためサポートの結果を確認するには多少の時間がかかります。

また、ヘモグロビンなど血液の諸成分の助けをしてくれる以外にも、自律神経がバランスをとる助けともなります。

高麗人参は、血液全体の強化を緩やかにサポートしてくれるサプリメントといえるでしょう。

まとめ

さて、ここまで鉄欠乏性貧血を中心に貧血について色々説明をしてきました。女性に多く見られる症状ですが、その原因、症状は様々で、治療せずにいる方も多いかと思います。

その症状の陰に重篤な病気が隠れていることもありますので、症状が出たら早めに医療機関を受診されることをお勧めしますが、普段の食生活や日常生活の改善、高麗人参などの自分にあったサプリメントを服用するなど、普段から注意をしていくことが色々な症状に負けないで生活の質を向上させていくためには必要不可欠なことです。

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